レクサス・新型「LS」を見てきた。日本文化と匠の技術を駆使した美の集大成【インテリア編】

2020-05-26

昨日、レクサスの新型セダンモデル「LS」の展示車を拝見することに。
今回も拝見させていただいたところは、いつもお世話になっているレクサス宝塚さん。
予てより、10/19(木)にレクサスのフラッグシップモデルとなる「LS(Luxury Sedan)」がフルモデルチェンジとなって販売スタートしたわけですが、今回「LS」のフルモデルチェンジにおいて、以下の要素を大きくとり挙げていますね。

・GA-Lプラットフォームにより実現した走りを予感させる斬新なクーペシルエット
・ 運転に集中できるコクピットとフラッグシップセダンにふさわしいくつろぎの空間が融合したインテリア
・ 新開発V型6気筒3.5ℓツインターボエンジン搭載など、新技術によるエモーショナルかつ優雅な走り
・ LEXUSならではの「おもてなし」を実現する快適装備
・ 予防安全パッケージ「Lexus Safety System+A」をはじめとする先進の安全技術

以前は、新型「LS」のエクステリアをメインにレビューしてきましたが、今回はインテリアをメインに。
この新型モデルは「レクサスブランドの象徴としてだけでなく、日本文化と伝統を体現した最高級車」だけあって、レクサスの本気とこだわりがしっかりと伝わってくる一台となっています。

関連記事:レクサス・新型「LS」を見てきた。日本を代表するフラッグシップ高級サルーン、その複雑さと美しさにため息【エクステリア編】


以前の記事の復唱となってしまいますが、おさらい兼ねて今回の展示車のグレードやオプションなどを再チェック。
今回拝見した展示車両は「LS500h version L」という上位グレードのハイブリッドモデルで、ボディカラーは新色となる”ソニックアゲート”となっています。
設定されているメーカオプションは、以下の通りとなっていて、ディーラオプションを含めると合計829,440円、総支払額は15,429,440円となります。

・車両本体価格:14,600,000円(税込)
・フロアマット タイプA:122,040円(税込)
・225/60RF20 RFタイヤ&ノイズリダクションアルミ:162,000円(税込)
・マークレビンソン3Dサラウンドサウンドシステム:286,200円(税込)
・ムーンルーフ:108,000円(税込)
・オーナメントパネル(アートウッド):108,000円(税込)
・アクセサリーコンセント:43,200円(税込)

それでは早速「LS500h Version L」の車内を確認していきましょう。
インテリアデザインは”トパーズブラウン”で、シート表皮はセミアニリン本革を使用したマテリアルになります。
ドアを開けたときの第一印象として、直観的に感づいたのは「香り」。
日本古来を感じさせるような不思議な香りが車内から伝わってくるのですが、この香りがセミアニリン本革から放たれた香りなのか、エアコンの吹き出し口から放たれたものなのかは不明なのですが、リラックス効果を高めたかのような安心するような香りで誘います。これは早く室内に入り込みたいですね。

その前に内ドアパネルを見てみましょう。
外装のソニックアゲートに合わせたかのようなブラウン系の本革トリムに加えて、手触りの良いアルカンターラ、トパーズブラウンの内張り、そしてドアトリム全体に本木目パネルから波紋のように広がる3本のキルティングを処理を施すことで、エレガントな空間を演出していますね。
ちなみに、この本木目パネルは、日本伝統の曲げ木のような薄い本杢を配置する構成にすることで、最高の質感を演出しているのだとか。

ちなみにこれは余談なのですが、レクサス「LS」の最上級グレードとなる”EXECUTIVE”には、オーナメントパネルに「切子調ガラスオーナメント」という特別オプションが存在します。
この特別オプションは、AGC旭硝子の最新技術によって切子細工をモチーフとした繊細な造形を施した化学強化ガラスを用いており、職人の手作業によって一つ一つ丁寧に作り上げた極上のパネルとなります。
そのため、価格帯も1,620,000円と非常に高額で、更に完全手作業となるため納期も約1年もかかるとのこと。

話は逸れてしまいましたが、改めてインテリアを確認していきましょう。
やはりそのデザイン性には”幾重にも重なる”という言葉がしっくり来るほどに統一感があり、特にエアコンの吹き出し口やインストルメントパネルにおいては、琴や茶道具の茶筅(ちゃせん)といった日本の伝統文化をも取入れる、”国産”メーカの原点へのこだわりと独創性が明確に伝わってきますね。

センターコンソールとダッシュボードはこんな感じ。
上述の通り、インストルパネルの幾重にも重なる琴の茶筅はまさしく”和”を表現しており、見るものに驚きと落ち着きを与えます。
造りをみるだけでも、職人による手間をかけた匠の技術と最先端も加えた高度な技術が相まっています。

センター上部には12.3インチの大型ナビゲーションシステムを配置。
このサイズは「LX/GS/LX」にのみ採用しています。敢えてナビゲーション画面の右側にデジタル時計を配置しているのも中々にオシャレですね。

ちなみに、エンジンスタートする際のスタートアップサウンドは、前モデルからアップデートされ、「LC/NX」と同じスタートアップサウンドになっています。この辺りのアップデートはとてもありがたいですね(スタートアップサウンドの動画を以下に添付)。

【LEXUS NEW「LS」Start UP Sounds”レクサス・新型「LS」_スタートアップサウンド”】

続いてはセンターコンソール。
今回のフルモデルチェンジにより、「LS」のセンターコンソールにあるシフトは、”エレクトロシフトマチック”という名称が付いており、いわばレクサス「LC」「HS」「CT」、トヨタ「プリウス」にも使用されているジョイスティックが採用に。
このジョイスティックシフトは、レクサスのFRモデルとしては初であり、更には通常のシフトノブと変わらない高級なレザータイルを装着するというハイグレードの意識が伝わってきますね。

こちらはドライバーズポジションから見るインフォテイメントディスプレイ。
新型「LS」に採用のTFT液晶式メータには、高精細で立体的なグラフィックを採用しており、おまけに8インチという大型液晶を採用することで見やすさの向上はもちろんのこと、立体的な演出と走行モードによるアニメーションの変化によりドライバーの躍動感を強くしていきます。

こちらは走行モードによるインフォテイメントディスプレイの変化を表した動画になっています。

【LEXUS NEW「LS」Drive Mode”レクサス・新型「LS」_走行モード”】

続いては後席を見ていきましょう。
いわゆる社長席ないしはお客様おもてなしする際のVIP席になるわけですが、このシートに座った際のすわり心地はまさにソファーそのもので、乗るものに安心感を与えます。
ちなみに、フロントシートは28way調整式パワーシート、リヤシート(社長席)は22way調整式パワーシートとなっていて、特にリヤは以下のラグジュアリーな機能が装備。

■オットマン伸縮機構
背が高い乗員もリラックスできるよう、伸縮機構付電動オットマンを採用。

■プリセットポジション(後左席)
ワンアクションで好みの姿勢が選べる3wayプリセットポジションを設定可能。

■温感リラクゼーション機能
指圧マッサージ機能が搭載。全7コース準備されており、そのときの気分に適したマッサージの選択が可能。


おまけに「LS」の”EXECUTIVE”と”Version L”の上位グレードには、リヤマルチオペレーションパネルという、オーディオやエアコン、シート機能、リラクゼーション機能、電動サンシェード、ランプの操作をフラットパネルとグラフィック機能によりわかりやすく再現。これにより直観的な操作が可能となっていますが、これがまぁ凄いこと凄いこと。



実際にリヤマルチオペレーションパネルを操作した動画を以下にまとめております。

【LEXUS NEW「LS」Rear Seat”レクサス・新型「LS」_リヤシート”Part1】

【LEXUS NEW「LS」Rear Seat”レクサス・新型「LS」_リヤシート”Part2】

以上が、レクサス・新型「LS」のインテリアとなりますが、レクサスが大きく力を入れていることは、先進性の他にもやはり日本の象徴でもある”和”ではないかと思いますね。

ドイツ御三家であるメルセデスベンツやBMW、アウディといった欧州メーカブランドに立ち向かうべく、レクサスが本気で取入れた技術が日本の”和”の文化と匠の技術かと思われますが、日本古来の言い伝えと技術力が合致したときの美しさはまさしく「国産車にしか生み出せない」独創性へと繋がっていることは間違いなく、日本のおもてなし精神の原点にある”和”の強みを生かした一台が出来たことはレクサスにとって大きな進化ではないかと考えています。

そういった点において、今後レクサスが取り組む要素の一つに日本の文化が少しずつ導入される可能性は十分に高いと思われ、また欧州メーカ達も日本にしか生み出せない個性の強さに脅かされる日も近くなるのではないかと考えています。

なお、新型「LS」の主要緒元とグレード別の価格帯は以下の通りとなっています。

【主要諸言】
①エンジン
LS500・・・排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン
LS500h・・・排気量3.5L V型6気筒+マルチステージハイブリッドシステム
②全長×全幅×全高(mm)・ホイールベース(mm)
LS500/LS500h・・・5,235×1,900×1,450・3,125
③エンジン最高出力/最大トルク
LS500・・・422ps(6,000rpm)/600Nm(1,600~4,800rpm)
LS500h・・・299ps(6,600rpm)/356Nm(5,100rpm)
④トランスミッション
LS500・・・電子制御10速AT
LS500h・・・マルチステージハイブリッドトランスミッション
⑤プラットフォーム
GA-Lプラットフォーム(LC500/LC500hと共通)を採用し、パワートレインを低く且つ車両中心寄りに配置することで、理想的な重心高・前後重量配分が実現。軽量化だけでなく、ボディ剛性と操作性を大幅に向上。

【LS500の価格帯(税込)】
ベースグレード(2WD(FR)/AWD)・・・9,800,000円/10,200,000円
I package(2WD(FR)/AWD)・・・10,420,000円/10,820,000円
F SPORT(2WD(FR)/AWD)・・・12,000,000円/12,100,000円
version L(2WD(FR)/AWD)・・・13,200,000円/13,600,000円
EXECUTIVE(2WD(FR)/AWD)・・・15,000,000円/15,400,000円

【LS500hの価格帯(税込)】
ベースグレード(2WD(FR)/AWD)・・・11,200,000円/11,600,000円
I package(2WD(FR)/AWD)・・・11,800,000円/12,200,000円
F SPORT(2WD(FR)/AWD)・・・13,100,000円/13,500,000円
version L(2WD(FR)/AWD)・・・14,600,000円/15,000,000円
EXECUTIVE(2WD(FR)/AWD)・・・16,400,000円/16,800,000円

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