芦有(ろゆう)ドライブウェイに訪問。やはり友人のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」は特別だった件

2020-05-26

昨日2月25日(日)、兵庫県西宮市にある芦有(ろゆう)ドライブウェイ・東六甲展望台に訪問。
最後に訪れたのは、8月中ごろであったため、半年ぶりの訪問となりましたが、いつもの如くポルシェを筆頭に数多くのスポーツカー/スーパーカーが登場し、色んな意味で熱気に包まれた朝となりました。

芦有に到着したのは、早朝7時15分と普段より若干遅め。
空を見てみると、空には雲が広がっており、外気温は2度と極寒の寒さ。想像以上に寒かったのか体の震えが止まりません。

「7時過ぎとはいえども、車1~2台はいるだろう…」と外の寒さとは違って生ぬるい考えを持っていた私。
車一台もおらず、ただ一人駐車場周りを歩きながら半年前の芦有熱を思い出します。

あまりの寒さに耐えることができず、自販機にてホットコーヒーを購入して、車中に戻ろうとしたら、ゴミ箱の近くにはこんな帽子が置かれていたり…。ちょっと被ってみようか悩みましたが、とりあえずそのまま置いてみます。

しばらくすると、ポルシェ「911」やアウディ「TT RS」、ランチア「デルタ」等が登場。
すこしずつ芦有が熱気に包まれそうになる中、早速一台目のスーパーカーの登場です。

ランボルギーニ「ガヤルド」
中々お目にかかることのできない前期型ですね。
ランボルギーニがアウディの傘下となってから自信を持って投入したV10ミドシップモデルで、圧倒的な販売台数を記録したエントリーモデルでもあります。

当時としてはかなり珍しいワインレッドカラーで、恐らく日本に同色モデルがあるのはこの個体を含めて数台程度。
状態も非常に良く、下周りにはカーボンファイバ製のフロントスプリッターとリヤディフューザーが装着されていますね。

リヤに搭載されるのはロングストローク仕様で低回転域でのトルク特性に優れる排気量5.0L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載。
野太いエキゾーストサウンドが特徴的で、こうした標高のある芦有まで回転数を8,000rpmまで上げながら加速するのは非常に気持ちが良いでしょうね。

さて、続いては更に希少ともいえる、こんなランボルギーニが登場。

「ガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ」
こちらは、2011年のイタリア統一150周年にちなんで世界限定150台のみ生産されたレーシングモデル。通常の「ガヤルド」よりも70kgも軽量化されています。

もう一つの特徴としては、エアインテーク周りがブラック化しており、そこには「ガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ」の表記が。
もちろん、この個体はレーシングモデルとなるため、大型リヤウィングもしっかりと装着。
リヤウィングにも同じように「ガヤルド・スーパートロフェオ・ストラダーレ」が表記されています。

ちなみに、ホイールも相当な軽量化を加えていて、こちらも通常の「ガヤルド」よりも13kgの軽量化に成功。
なお、パワートレインは排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力570ps、最大トルク540Nmを発揮します。

さぁ、どんどん芦有の熱気もヒートアップしてきました。
続いては、遂にあの友人のハイパフォーマンスモデルが登場です。

ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」
上記「ガヤルド」の後継モデルとなる「ウラカン」のハイパフォーマンスモデルの「ウラカン・ペルフォルマンテ」。
ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでは、ポルシェ「918スパイダー」のラップレコードを塗り替えるほどの加速力とハンドリング性能を掛け合わせた究極の一台です。
ボディカラーは、パール系のライトグリーンとなる”ヴェルデ・マンティス”という強烈なカラーを持ち、この日の芦有では圧倒的な注目と人気を受けていました。


洗練されたフロント・エアインテークとスプリッターは生で見てみると迫力がありますね。
このデザインは、獲物に飛びかかろうとする”ヘビの牙”をイメージしていて、非常に攻撃的である一方、スーパートロフェオ・レース用車両のピュアなライン及びパフォーマンスに加えて、高性能のネイキッドバイクにインスピレーションを得ているのだとか。
そんな強烈な「ウラカン・ペルフォルマンテ」に牙をむける、ヴェルデ・マンティスカラーのジャケットを着たおじさんも中々にグッド。

リヤデザインは何ともスパルタンと言いますか…もはや車とは思えぬ戦闘機スタイル。
レースから着想を得た華麗なリヤにおいては、カーボンファイバを多用しており、フォージドコンポジット製のコンポーネントでアクティブ・エアロダイナミクス(ALA)の重要性を強調。

リヤウィングにもちゃっかりとALA表記が施されていますね。
なお、エアダクトを外付けにしたボディと一体化させたリヤウィングは、ALA機能の中心的な役割を担う重要なパーツになっているとのこと。

こちらはリヤエンジン周り。
やはり大きな注目と言えるのが、ブロンズカラーのエンジンカバー。
ブロンズカラーのエンジンカバーと聞くと、「ディアブロGTR-S」といった限定モデルのみに採用されていたわけですが、今回は量産モデルの「ウラカン・ペルフォルマンテ」に採用されています。

ホイールはブラックペイント仕上げのセンターロック式20インチ鍛造ホイール。それに合わせてブレーキキャリパカバーはブラックをチョイス。
本来であらば、ボディカラーと同色のブレーキキャリパを装着するのが主流ではありますが、ここまでブラックで足元を引き締めると更にスパルタンさ強調されますね。常識に捉われない経験とセンスが輝く一台です。

遅れてしまいましたが、この度はご納車おめでとうございます。
こんな素晴らしい一台に出会えるとは夢にも思っていませんでした。
心より感謝です。

さて、続いてはこんなハイパフォーマンスな一台が登場です。

マクラーレン「720S」
スーパーシリーズ「650S」の後継モデルとなる一台で、これまで培ってきたマクラーレンの美しさと攻撃性の中間立ち位置から、とにかく思い切って攻撃的デザインに移行させてきた個体。
当ブログでも度々ご紹介する、あの”ドラッグレースの帝王”でもあります。
ボディカラーは何とも深みのあるオレンジ系のAZORESをチョイス。
ソリッド系のオレンジよりも深みがあり、アダルティさが増していますね。

マクラーレン「720S」は、”ディヘドラル・ドア”という開き方で、「ラ・フェラーリ」や昔のトヨタ「セラ」のような、ルーフまでが上に開くというシステムになっています。
この開き方のメリットとしては、やはりルーフまでオープンになるので、身長の高い人でも頭上を気にせずに簡単に乗り入れができます。
ちなみの、その他のラインナップにある「540C/570S(GT)/650S/675LT)」はバタフライ・ドアを採用。

リヤから見る「720S」。
今にも変身しそうな複雑な造形です。

ホイールはフロント・リヤ19インチ仕様で、タイヤはフロント245/35/R19 、リヤ305/30/R20と、これまでのマクラーレンの大きな特徴であったタイヤの細さというのもが大きく変更になっていますね。
ブレーキキャリパカバーもボディカラーと全く同色のAZORESに塗装されています。

内装も外観と統一性を持たせたブラックとオレンジのバイカラー。
シート材質はアルカンターラとなりますが、個人的にはこういったアルカンターラ特有の”匂い”がとても好み。
こちらの「720S」の内装の匂いも素晴らしかったですが、周りから変な目で見られるので注意が必要です。

「720S」の美しさに惚れ惚れしていると…

気が付いたら周りにはこんな感じ…
これだからモーターショーに行けなくなります。

反対側から見るとこんな感じ。
とても早朝7時過ぎの風景からは想像できない変化です。

芦有ではいつもお世話になっているランボルギーニ「ムルシエラゴ」のオーナー様やフェラーリ「458スパイダー」のオーナー様も登場。
いずれもホワイトカラーが非常に上品で美しいですね。

なかなかお目にかかれないBMW「i8」も登場。
どのハイブリッドモデルもとにかく静かな一台です。

ポルシェを筆頭に、様々なスポーツモデルたちが顔を並べます。

他にもこんな感じでフェラーリ「360スパイダー」や「458スペチアーレ」「カリフォルニアT」等も集結。
東六甲展望台駐車場は、気が付けば完全満車状態でした。

今回、半年ぶりとなる芦有ドライブウェイでしたが、ポルシェを筆頭に数多くのスーパーカー、そして友人のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」を生で見ることができ、本当に幸せなひと時でした。
このような素晴らしい景色を見させていただいた皆様には心から感謝です。
また、次回も訪問したいと思います。

720S&i8「それでは!」

過去の芦有ドライブウェイ記録はコチラにてまとめています。