フェラーリ「488GTB」がリコール。ブレーキ管理システムが作動しない恐れ有り?!

2020-05-26

フェラーリのV8ツインターボミドシップモデル「488GTB」にリコール発令。
これはアメリカの米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)が発表したもので、いくつかの「488GTB」のソフトウェアに不具合があるとして、ブレーキディスが摩耗した場合、ドライバに適切な警告を出さずブレーキ管理システムが作動しない恐れがあるとしてリコールを発令しています。


なお、今回リコールの対象となるモデルは、2015年6月3日から2015年11月25日製造された「488GTB」のみで、対象台数は39台となっています。

アメリカでは、昨年のフェラーリ販売台数が2,518台(「ポルトフィーノ」「488GTB/488スパイダー」「F12」「GTC4ルッソ/GTC4ルッソT」といった主要モデル)と非常に少ない年でした。今回は初期ロットの「488GTB」で、比較的故障の割合が高いといわれたりもしますが、「458イタリア」に比べるとほとんど故障の少ない最高品質の一台となっています。

ちなみに、上の記載の通り「488GTB」は「458イタリア」の後継モデルで、排気量4.5L V型8気筒自然吸気エンジンからダウンサイジングターボ化によって排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力670ps、最大トルク760Nmを発揮し、トランスミッションは7速DCTを搭載します。
昨年、この個体のオープンモデル「488スパイダー」を試乗しましたが、見た目や加速性能はまさしくスーパーカーといった印象ですが、乗り心地は国産モデルの高級車に匹敵する程の上質感。
操作性においても、非常に扱いやすく、女性でも簡単に乗りこなすことが可能だと思います。別の言い方をするなれば、良い意味で「普通の車」です。

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Reference:CARSCOOPS