この発想は無かったなぁ。トヨタ「MRS」をベースにした「FT86」が登場

2020-05-26

国内の某イベントにて、何とも珍しいトヨタ「86」?が登場。
こちらの個体、よくよく確認してみるとフロントエンドには”トヨタ・エンブレム”が無く、おまけにルーフは手動式のソフトトップ、ルーフからリヤエンドにかけてのスタイリングが非常に不自然(まるでミドシップ風)ですね。
ちなみにこの個体、トヨタとして国産メーカとしては初となるミドシップ2シータオープンスポーツモデル「MRS」をベースに「FT86」風に改造されたもの。

エンジンは「MRS」の排気量1.8L 1ZZ-FE型の直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力140ps/6,400rpm、最大トルク171Nm/4,400rpmを発揮します。


基本的なスタイリングやルーフデザイン、そしてドア横のダクトの形状はトヨタ「MRS」で、異様に長く感じるフロントボディーが「FT86」を移植したものとなりますが、ミドシップモデルをフロントマウントモデルのように改造するといった発想は中々無いため(ましてや国産モデルで)、非常にユーモア溢れる一台ではないかと思います。

ランボルギーニ風のトヨタ「86」も?!
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神奈川県横浜市鶴見区の首都高速道路神奈川5号大黒線上にある「大黒PA(パーキングエリア)」にて、何とも珍しいランボルギーニ仕様のトヨタ「86」が目撃されています。
メタリック系ブルーの美しいボディカラーに身を纏い、フロントエンドデザインはカメムシをモチーフにしたランボルギーニ「アヴェンタドールLP700-4」となっていますね。
エアインテーク周りやフロントエンドの尖ったところもかなり細かい造りとなっており、恐らく相当な改造費がかかっているのではないかと思いますが、一体いくらかかっているのでしょうか?

ちなみに、このランボルギーニ仕様の「GT86」は、日本自動車学校(NATS)の学生が自ら改造したもので、改造予算はまさかの100万円以下。2015年の東京オートサロンにも出展された作品でもあります。
板金施工や組み付けは独自で行っているのだと思いますが、それでもかなりの完成度と言えますね。

フロントエンドの造りもかなり凝っていますが、リヤエンドもかなり完成度高いですね。
リヤテール周りのダクトはもちろんですが、センター4本出しのパワクラ風エキゾーストパイプが何とも過激。
ちなみに、これだけの過激な改造車両となっていますが、公認車検OKとのことで、公道で走らせることはもちろん問題なし。
決められた予算と合法の範囲にて改造できるスキルとセンスの高さはさすがNATSの学生といったところ。
毎年東京オートサロンでは、様々な改造車両が登場しているとのことなので、今後どういった個体が登場するのか非常に楽しみですね。


【NATS – 日本自動車大学校 – 東京オートサロン2015 – Tokyo Auto Salon 2015】

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