Automobili Amosがランチア「デルタ・HFインテグラーレ16vエヴォルツィオーネ」を完全復活。見た目そのままでも1,000以上のコンポーネントを変更

2020-05-26

イタリアの自動車メーカ・ランチアが1979年~1995年まで製造したハッチバックモデルで、更に1992年に登場したエヴォリューションモデルとなる第1世代の「デルタ・HFインテグラーレ16vエヴォルツィオーネ」の復刻モデルが登場するとのこと。

この復刻モデルは、レーシングドライバでお馴染みのEugene Amos氏によって設立されたイタリアの小さなエンジニアリング会社・Automobili Amos社が完全再現します。


Automobili Amos社は、ポルシェのレストアやモデファイを専門とするシンガー・ビークル・デザイン社からインスピレーションを受けており、今回の復刻プロジェクトは世界では未だかつて存在しない「最高のデルタ・インテグラーレ」を目指しています。
「デルタ・HFインテグラーレ16vエヴォルツィオーネ」の復刻モデルは、従来のパーツを流用しながらも、1,000以上のコンポーネントを変更・改定することでパーツの強度や剛性を向上。

ボディにはアルミニウムを採用し、フロントエンドのブラック部分にはカーボンファイバパーツを使用することで更なる軽量化を図ります。
パワートレインやサスペンションはオーバーホールを受けることとなりますが、新たなサスペンションジオメトリを採用することで、以前とは比べ物にならないほどのドライビング性能を向上させることができると言われており、更には強烈なドリフトも可能とのこと。

リヤドアは完全排除し、インテリアは「デルタS4」のものをベースに古いダッシュボード等もそのまま再現。

実はこの復刻モデル「デルタ」は、今年のコンコールソ・デレガンツァ・ヴィラ・デスタ2018にてデビュー予定だったのですが、あまりにもスケジュール通りに製作することができず、未だに完成していない模様(その代り「ストラトスHFゼロ」という衝撃的なコンセプトモデルが登場した)。
そういったこともあって、今現在製作中の完成レンダリングを突如として公開しているのですが、せめてイベント前日ないしは当日に公開してほしかったのが正直なところ。

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Reference:Zero2Turbo