日産「GT-R”R35”」280km/hのスピード違反は国内最速?ちなみに世界初のスピード違反車両は?公道を最も速く走った車両等【動画有】

2020-05-27

先日の「GT-R」スピード違反は国内最速?その他にも色々調べてみた

先日、大阪府・東大阪市内の自動車専用道路・第二阪奈有料道路のトンネル内にて、30代男性が自身の所有する日産「GT-R」にて、法定速度60kmのところを280km/h以上にて走行したとして、全国の中でも過去最高速度となる220km以上のスピード違反であるとして書類送検された記事をご紹介しましたが、実は国内最高速のスピード違反記録はこの1年で3回も更新されていたことを御存じでしょうか?

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国内最高速のスピード違反車といえば、今年3月に東京都国立市の中央自動車道にて、アメリカンマッスルモデルのダッジ「チャレンジャー」を運転していた男性が、法定速度100km/hのところを、135km/hも超過する235km/hにて走行し逮捕されたという話もありましたが、この記録を僅か1か月足らずにて更新したのが大型バイクのトライアンフ「デイトナ675SE」。

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この記録は、千葉県木更津市と川崎市を結ぶ高速道路の東京湾アクアラインにて、法定速度80km/hのところを239km/hにて走行し、+159kmのスピード違反の疑いで33歳の男性が書類送検されたというもの。
男性は、Youtubeにてその走行中の動画を投稿していて、「高評価される動画が撮りたかった」という理由で容疑を認めていますが、今回の日産「GT-R”R35”」による速度違反動画は、更に70km近く上回る速度違反になるため、いかに異常で危険なスピードにて走行していたかがわかる内容だと思います。

ちなみに、今回の「GT-R」の違反は、高速道路にて行われたものなので、以下の通り速度超過50km/h以上ということで罰則点数は12点、反則金ではなく罰金扱いとなり簡易裁判にて罰金決定(約10万円程)となります。


世界最高速のスピード違反者といえば…?

なお、速度超過において最速となるのは今回の日産「GT-R」となりますが、世界一の速度違反記録を持つ人物と言えば、皆さんご存知のスモーキー永田こと永田和彦氏ですね。
彼は、1997年にイギリスのMロード(高速道路)にて、どこまで速度を伸ばすことができるのかに挑戦。制限速度70マイル(約113km/h)に対して、時速317km/hというとんでもないスピードにて走行しています。

【Smokey nagata VS U.K.police】

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世界で初めてスピード違反をした車両は?

ちなみに、世界で一番最初にスピード違反となった車両は「アーノルド・ベンツ・モーター・キャリッジ」という個体で、これを所有していたウォルター・アーノルド氏が、1986年にイギリス・パドックグリーンにて、制限速度3km/hのところを約4倍の時速13km/hにて走行してしまったため、有罪判決(1シリング=10.5円の罰金)を受けてしまったと記録されています。

ただ、今回のようなスピード違反をきっかけに、「時速3km/hではあまりにも厳しすぎるわ!」という理由から、1896年後半にこの法律は撤廃され制限速度が3km/h→23km/hにまで引き上げられという事実も。
この速度違反を受けた後、ウォルター・アーノルド氏は、ロンドンからブライトンまでの距離108kmを走破するロイヤル・モーター・クラブ「ベテラン・カラー・ラン」に参戦し、大きな功績を讃えられるほどの有名人になり、その後の自動車技術の発展と可能性にも大きく貢献しています。

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合法にて公道世界最速記録を持つ車両は?

こちらは速度違反ではなく、ドイツ・オーストリア・スイスの自動車高速道路で、世界で唯一速度無制限区域(全区域が速度無制限ではない)が存在するアウトバーンにて、ブガッティ「ヴェイロン」が公道世界最速となる402.5km/hを記録。
この記録は、2015年に”正式且つ合法的に”樹立したもので、「ヴェイロン」を所有するラジム・パッセン(Radim Passer)氏が、早朝に誰も走行していないタイミングを見計らって行ったとのこと。

ただ、この記録は決して容易に樹立されたものではなく、2011年から度重なるテスト走行を行った後に実現できたもので、早朝ならではの低すぎる気温のもとで行うと、タイヤやエンジンに大きく影響するとのことで、これらの条件を完全にクリアするには相当な時間と労力を使ったとオーナーは説明しています。

そしてもう一つ、この402.5km/hというとてつもない記録を生み出すまでに様々なトラブルもあったとのことで、トランスミッションを交換する必要があったということ。
このトランスミッションを交換するために、最低でも500万円の費用が発生していたと言います。

ブガッティ「ヴェイロン」は、タイヤ1本維持するのに約400~500万円、エンジンオイル交換するのに約230万円発生するとして、その異常なまでのランニングコストがかかることから、新車購入する前に必ずオーナーの年収や社会貢献度、そしてブガッティモデルを維持できるだけの財力を継続的に持っているかを審査することになるため、宝くじで10億円当たったとしても、絶対購入することができないわけですね。

【Bugatti Veyron – 402,5 km/h on autobahn】

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