【実は動画にてアップされていた】大阪府にて30代男性が法定速度60km/hのところを約280km/h以上にて走行しスピード違反で書類送検。ダッジ「チャレンジャー」以来となる国内過去最高速【動画有】

2022-11-27

大阪にてとんでもないスピード違反者が登場

大阪府・東大阪市内の自動車専用道路・第二阪奈有料道路のトンネル内にて、30代男性が自身の所有する日産「GT-R」にて、法定速度60kmのところを280km/h以上にて走行したとして、全国の中でも過去最高速度となるスピード違反であるとして書類送検されました。

国内最高速のスピード違反車といえば、今年3月に東京都国立市の中央自動車道にて、アメリカンマッスルモデルのダッジ「チャレンジャー」を運転していた男性が、法定速度100km/hのところを、135km/hも超過する235km/hにて走行し逮捕されたという話もありましたが、今回はこの速度違反を圧倒的に上回る結果となりました。


一体どうやって書類送検された?

この事件が発覚したのは、スピード違反を行った人物が自身でその記録を動画としてアップし、実際に第二阪奈のトンネル内にて時速300km/hに到達するシーンを公開したことが書類送検のきっかけになったとのこと。
はたから見てしまえば、なぜ警察に捕まるようなわかりやすい行動をとったの?と思ってしまいますが、撮影した本人からすれば「自分が無謀なことにチャレンジしていることを見て欲しい(要は自分は英雄だと思い込む)」だとか「この車の本当の凄さを知ってほしい」「日本でも300km/hで走れる」といったアピールをしたかったのかもしれませんね。

なお、以下にもその動画を貼付しますが、動画の一番初めでは自動車専用道路(しかもトンネル)でありながらも、歩きながら車内に入り込んでいくシーンから始まっていて、そもそも自動車専用道路にて車を停めて降りるといったことも極めて危険な行為ではありますね。

日本では更にぶっ飛んだ速度で走る車も

ちなみに、今回の報道においては”過去最速での検挙”という風に伝えられていますが、”検挙されてはいないものの”厳密に日本で最速記録を打ち立てのは、フェラーリ「F40」の320km/h。
「F40」の性能を証明するために、ドライバが自身の命を削ってまで日本の高速道路にて撮影を行った伝説の出来事でもありますね。

当時、ドライバの職業はレーシングサービスディノの社長を務める切替徹氏で、フェラーリ「F40」以外にも「テスタロッサ」やランボルギーニ「カウンタック」も所有していたとの噂も。
そんなオーナーが常盤道下り線にて、「まるでここはドイツのアウトバーンですか?」と言わんばかりにトンデモないフル加速(動画上では、アベレージで200km/hは超えていると思う)で、次から次へと走行車を簡単に追い越していきます。

時には路面と路面のつなぎ目を乗り越えたときに、車体が少し跳ねているようにも思えますが、電子制御が全く無かった時代ですし、おまけに道はそこまで広くなく、道も混んでいる中で時速300km/h以上を出すというのは命知らずも良いところ(昔はこの動画を見たほとんどのユーザが、彼を「勇者」と言っていた)。
少なくともこのドライバは、今回の投稿に限らず、過去に何度もとんでもないスピードで走行していたのだろうとは思いますが、このいわくつきの動画がきっかけで、「F40」のドライバは逮捕されたという話でクローズになっていますね。

世界一のスピード違反者は皆さんご存知の…

そして世界一の速度違反記録を持つ人物と言えば、皆さんご存知のスモーキー永田こと永田和彦氏。
彼は、1997年にイギリスのMロード(高速道路)にて、どこまで速度を伸ばすことができるのかに挑戦。制限速度70マイル(約113km/h)に対して、時速317km/hというとんでもないスピードにて走行したわけですが、この日はあまりにもタイミングが悪く、後続のパトカーから取締を受け、205km/hの速度超過にて逮捕、更には世界一の速度超過記録として世に知れ渡りました。
ただ、今回の大阪にて起きたスピード違反は220km/h以上となるため、もしこれが確定になればスモーキー永田氏の記録も打ち破ることになりますね(決して名誉なことではないけど…)。