マツダのロータリーエンジンはどのように機能するの?3Dプリンタで忠実に再現された擬似ロータリーにて解説だ【動画有】

2020-05-27

ロータリーエンジンの動作がわからない?それならこの動画を見なさいよ!

自動車のエンジンや駆動方式、走行性能等を詳しく解説する人気ユーチューバーのEngineering ExplainedのJason Fenske氏が、Wankelロータリーエンジンの動作概要について、3Dプリンタ技術にて見事に再現した擬似エンジンを使いながらわかりやすく解説しています。


「RXシリーズ」にて採用される以前にも登場していたロータリーエンジン

今回Jason Fenske氏が説明するのは、マツダ「RX-7 FD」の13B-REWエンジンを3Dプリンタ技術に1/3スケールモデルに仕上げ、ロータリーがどのように機能するかを実際に動作させながら解説しています。
Wankelルータリーエンジンは、マツダが1967年にデビューした「コスモ(COSMO)」にて初めて使用され、後にはピックアップトラックモデルにも使用されていたのですが、1978年に第一世代となる「RX-7」が登場するまではほとんど普及しませんでした。

そんなロータリーエンジンは、従来のピストンポンプ式内燃機関とは大きく異なって、ロータが内蔵されています。
実際に13B-REWの擬似エンジンモデルが公開されていますが、ロータリーハウジングの内部を確認するが可能で、ドリット形の回転子は偏心軸のサポート受けて回転運動を行なっています。
そして、シャフトとロータは往復運動を使用する4ストロークエンジンとは対照的に、一緒に回転しています。

ロータの回転中、燃焼プロセスの3チャンバ(吸気行程/動力行程/排気行程)が全てアクティブであり、2つのロータを有する13Bエンジンでは、6つのサイクルが同時に起こっていることを意味しています。
この燃焼プロセスにより、ロータリーエンジンは同様の4ストロークエンジンに比べて多くの動力を生成することができ、動力回転数を9,000rpmまでぶん回すことが可能となります。

こうしたエンジンの動作概要を含め、頭の中ではある程度イメージはできても、実際に見てみないとわからないのがほとんど。
そういった問題を解決してくれるのが以下の動画となりますが、思った以上にわかりやすく解説してくれます。

【This 3D Printed Rotary Engine Is Genius – Mazda RX-7】

 

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Reference:motor1.com