【インテリア編】BMW・新型「3シリーズ(G20)」見てきた。上質な造りと高級感に満足、但し”アノ装備”に不満も・・・【動画有】

2022-06-29

今回の新型「3シリーズ(G20)」のインテリアを見てみよう

さて、先日発表されたばかりのBMW・新型「3シリーズ(G20)」を早速みてきました。
今回訪問したのはFukui BMW(福井BMW)さんで、大決算商談会の企画に合わせて特別に新型「3シリーズ」を展示。
今回は【インテリア編】を公開していきたいと思います。
Fukui BMWさん曰く、北陸最速でのディーラ展示らしく、もしかすると全国トップクラスの早さでの展示かもしれないとのこと。

本来であれば、今回のタイミングに併せて試乗車も手配するはずだったのですが、ナンバー取得や整備等の関係で間に合わなかったとのこと。
近日中には試乗車も準備されるとのことなので、その際にはしっかりとインプレッションしていきたいと思います。

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ドア開閉からいきなり新型「3シリーズ」の世界観に引き込まれる

それでは早速新型「3シリーズ(G20)」のインテリアをチェックしていきましょう。
今回展示されていたのは、スポーツグレードの「320i M Sport(以下3シリーズ)」で、具体的なオプション内容やグレード別の価格帯については上の関連記事を参考にしていただけたらと思います。

まず「3シリーズ」のドアを開けてみましょう。
ドアを開けたときの感覚としては、重厚感がありつつ、しかしドア開閉のときの音は”タン”と”タン”の中間のような何とも言えないような音となっています。
これは反対にドアを閉めたときの音も同じで、高級+スポーツセダンの立ち位置を表現するための中立的な開閉音なのかもしれません。

実際にドアを開けてみると、内ドア部分は個性的なオーナメントパネルが装備されているわけではなく、シンプルにプラスチックを採用。
この辺りはちょっとチープ感は有りますが、2タイプのシートメモリープッシュボタンやドアキーボタンの配列の見せ方が非常に上手く、操作性も高そうです。

車内に乗り込む前にサイドシルをチェック。
以外にもサイドシル部分は分厚くなく、位置はかなり低め。
脚をそこまで上げなくても車内へと入り込めるようにサイドシルとシートのクリアランスも結構狭くなっています。

インテリアはこんな感じ。
シートはM sport特有の硬めとなるアルカンターラとレザーのバイマテリアルタイプとなっています。
ちなみにこの装備は標準となり、ブルーのカラードステッチがスポーティさを際立たせます。
シート調整は8way式のパワーシートタイプになっていますね。

こちらは運転席の足元スペース。
アクセルはオルガン式を採用しているため、アクセスの操作性やコントロール等がしやすい仕組みとなっています。
ちなみにアクセルとブレーキは若干離れているので、踏み間違いもし難くなっています。

新型「3シリーズ」の座り心地はどうだ?

早速シートに乗り込んでみましょう。
・・・ムム!これはかなりカタメの造りになっていてホールド感はかなり高いですね。
感覚的にはレクサス「NX F SPORT」に近いものがあり、適度な柔らかさの中に、ずっしりと来るようなフィット感も備わっていて安心して身をゆだねることができます。
これは実際に試乗したときに、アクセルを踏み込んだ時のGの受け止め具合や乗り心地がどこまで影響するのか非常に気になるところ。

ただ、最初座ったときの印象は非常に良いホールド感がありましたが、3~4分ほど同じ姿勢をキープしていると、M sport特有のカタさがちょっと気になったり…これは長期的な運転を行ったときにお尻を痛める可能性もあるかも…そうなるとM sportグレードではなくスタンダードグレードでも十分なカタさかもしれません。

ステアリング周りを見ていこう

ステアリング周りはこんな感じ。
3スポーク式のシンプルであっさりしたステアリングで、変にゴチャゴチャしていないところは好印象。
ステアリングも適度な太さで握りやすいですし、グリップ性は高そうです。

ただし、個人的に大きく期待していたステアリングホイールの位置調整(チルト&テレスコピック)は電動式ではなく手動式となっていました。
ここはフルモデルチェンジで電動式になるかも?と勝手に期待していましたが、さすがに変更されませんでしたね。ちょっと残念なポイントではあります。
ここはあくまでも「3シリーズ」と「5シリーズ」の差別化すべき部分で、「X3」でも手動式であり、「X5」は電動式を採用しています。

こちらはBMWの今後の新しいデザイン言語にもなるであろうインフォテイメントシステムの「BMW Operating System 7.0」。
既に新型「8シリーズ」でも採用されている新世代システムとなりますが、ドライバに必要な情報と適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした重要システムでもあり、ディスプレイサイズも12.3インチと非常にワイドになっていますね。

フルデジタルとなっていて、左側がスピードメータ、右側がタコメータとなりますが、タコメータの”右下から左上と回転”するという見慣れないアニメーションがどのように影響するか気になるところ。
まぁこの辺りは慣れだと思うのですぐに違和感はなくなると思います。

こちらはセンターナビゲーションディスプレイ。
10.25インチとこれまたワイドで非常に見やすくなっています。
ちなみにこのディスプレイでは、指先だけの動きで操作可能な”ジェスチャーコントロール”にて操作可能となっていて、かなりの先進的な演出が盛り込まれています。
その下にはエアコンの吹き出し口やハザードボタン、そしてエアコン類の操作ボタンが配列されています。
先ほどの先進的な演出から一転してスタンダードな造りとなっています。

更にその下にはチャンネルボタンやボリュームダイヤル、そしてその下にはドリンクホルダーが準備されていますね。

こちらはセンターコンソール。
カーボン調のオーナメントパネルの造りは上質ですね。
シフトノブやリモートダイヤル、その他のプッシュスイッチ類も手の届きやすい位置に配列されていますが、この部分にエンジンスタートスイッチがあるのはちょっと違和感がありますかね…これもすぐに慣れるんでしょうけど…

こちらはセンターアームレストコンソール。
肘置き用として重宝されていますが、もう一つ注目しておきたいのがコンソールボックス。
私はこういったところにカップタイプのキシリトールガムを収納しているのですが、もしかしたらそれが収納できないぐらいの浅さかもしれません(あとは小銭入れ用のスペースが確保されていない)。

こちらは室内灯ですね。
ハウジング部分が複雑な形状になっていて、エレガントさを演出しています。

後席の座り心地はどうだ?

続いて後席に行きましょうか。
リヤドアを開けたときの音も、フロントドアと同じくスポーツセダン特有の中立的な開閉音。

後席スペースはこんな感じ。
実際に座ってみましょう。

身長182cmの私が、運転席を快適な位置に調整した状態にて座っています。
膝先とシートバックのクリアランスは上の通りで、手のひらが1.5枚分ぐらいの余裕がありますね。
天井も思いのほか低くないですし、私の頭も当たることはありませんでした。
快適とまではいきませんが、窮屈な感じはしませんでしたよ。

こちらはリヤスペース用のエアコンの吹き出し口周り。
前席と独立した温度調節ができるのは非常に便利ですね。

最後はリヤトランクスペース。
後席のシートバックは40:20:40の3分割で倒すことができますし、トランク容量は480Lとなっています。
ゴルフバック2セット分は容易に積めそうですね。
また、電動テールゲートも装備のため、使い勝手はかなり良さそうです。

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