燃費は超絶最悪の「900m/L」で燃料タンク290Lのモンスター・ランボルギーニLM002が競売へ。予想落札価格は約4,200万円と新車価格よりも少し安め
バブリー過ぎるオフローダーLM002がオークションに登場
アメリカ・フロリダ州アメリア島にて開催されたRM Sotheby’sオークションでも出品経験のある、ランボルギーニが軍用に関発した不整地用オフローダーLM002が再び出品されるとのこと。
この個体は、僅か328台のみ製造されたもので、今回はその中でも一切再塗装されていない希少なホワイトカラーとなります。
製造時期は、1988年3月28日と製造期間の中でも中間ぐらいのところで、アメリカ・ニュージャージー州のオーナーのもとへと納車されました。
2オーナーのみで、走行距離は54,000kmとそこそこに走られていますが、ほとんど傷もついていない極上の一台です。
消耗品類はほぼ交換済み。コンディション抜群で自走も可能
オークション情報によると、トランスミッションのケブラークラッチやフライホイール、プレッシャープレート、レリーズベアリング、クラッチマスターシリンダー、そしてクラッチスレーブシリンダーは全て新しく付け替えられているため、コンディションは抜群。
その他にもキャブレターやディストリビューター、エキゾーストシステム、点火プラグ、エアフィルター、バッテリ、フューエル等も全て新しくなっています。
搭載されるエンジンは、スーパーカーブームの火付け役にもなったカウンタックの排気量5.2L V型12気筒自然吸気エンジンをオフロード走行用に改良することで、最高出力450ps/6,800rpm、最大トルク500Nm/4,500rpmを発揮。
また見た目からもお分かりの通り、全長4,795mm×全幅2,000mm×全高1,850mmとダイナミックなサイズ感を持ち、車体重量は驚異の2,700kgと超重量級。
燃費は1km/h未満!燃料タンクは大容量の290Lを搭載
燃費は僅か900m(0.9km)/Lで、1km未満とまさしく”ガソリンの垂れ流し”状態となるわけですが、これはあくまでもカタログ燃費なわけで…実質は約700m/Lという風に聞いています(オーナー談)。
そのため、燃料タンクも大型トラック並みの290Lを搭載しているため、ガソリンをカッツカツに使っても約200km位しか走行できないという”財布に厳しすぎる”燃費に。
ガソリンの種類はハイオクなので、仮にリッターあたり160円だったとしたら、約200km走行するために46,400円分のガソリン代を使用しなきゃいけないんですね…これはとんでもないことです。
なお、今回出品されるLM002の予想落札価格は約3,670万円~4,238万円となっています(当時の新車価格は5,000万円)。