「ブラックデビル」の名で世界を知らしめた日産フェアレディZ (ダットサン280Z)がレストモッドで復活→その後このモデルを求める声が続出

あの衝撃的なレストモッドを果たしたフェアレディZはとんでもない注目を浴びていた

以前、当ブログでもご紹介したブルガリアのチューナーであるVilnerによってレストモッドされた1976年式・日産フェアレディZ (ダットサン・280Z)ですが、このモデルが海外メディアによってピックアップされて以降、多くのフェアレディZファンからの問い合わせが殺到し、購入を求める声が非常に多いとして話題に。

このモデルは、世界第二次世界大戦にてドイツの撃墜王として慕われ、更にはソビエト連邦の敵軍始め、世界からも”ブラックデビル(黒い悪魔)”と恐れられていた(連合軍の航空機を撃墜した数が352機と世界トップクラス)戦闘機パイロットのエーリッヒ・ハートマン氏が所有していたものでした。

ほんの少し彼の歴史をたどってみると、彼が戦争での罪にて起訴された後、有罪判決を受けてソビエトの収容所にて10年間過ごした後、1955年に釈放、1956年に西ドイツ空軍に加わり、1970年に引退、そして1993年に謎の死を遂げました。

しばらくの年月が経過し、彼がゴールドメタリックのボディカラーに身を纏っていた1976年式の日産フェアレディZ (ダットサン・280Z)を所有していたことがわかり、更に彼の自宅にてそのモデルが発見されました。


まるで悪魔のZのように進化したモデルは、全てにおいてアップグレードされている

発見されたフェアレディZは、何らかの方法にてブルガリアのチューナーであるVilnerが入手したとのことで、大きく劣化しているフェアレディZを回復・修復する意味のレストア(Restore)と、修正する意味のモディファイ(Modify)を組合わせた造語となる、モディファイが行われました。

モデファイ後の完成したモデルが上の通りとなりますが、ボディカラーは湾岸ミッドナイトの「悪魔のZ」を想起させるようなブルー (Vilner Cobalt Matt Metallic)のようにも見え、フロントはバンパーが搭載されずブロンズとゴールド系を掛け合わせたアクセントカラー (Vilner Copper Rose)に塗装。

そして、LEDヘッドライトやテールライトを搭載し、LEDの”Z”バッジサイドインジケータや機械加工されたサイドビューミラーが装備されています。

もちろん、こうしたボディカラーを全塗装するためには単純な作業で終わるわけではなく、各種パーツを作り替えたり、フロント・リヤバンパーが外された上でボディパネルをスムージングする等の非常に手間暇がかかった”魂が宿った”一台となっています。

インテリアも”年季が入った”印象を与えるヴィンテージ仕様に

インテリアは当時のレトロ感をそのまま演出するためにヴィンテージレザーを採用。

ブルーフェルトによってシートベルトとフロアマットが一致するようにレイアウト調整され、しかもフロアマットはレザーで縁取られ、メタル製のレタリングが追加されていますね。

この辺りの完成度は相当に高いと思います。

エンジンもアップグレードされたフェアレディZ。何と5,000万円以上での購入を求めるユーザーも

また、現代の技術を取り入れるためにサイドサイレンサー付のカスタムエキゾーストシステムもインストールされているため、騒音対策もばっちり。

エンジンは、元々搭載されていた排気量2.8L 直列6気筒エンジンを採用し、最高出力170hp/最大トルク221Nmを発揮します。

それ以外にも、外観だけでなく中身もアグレッシブなモデルへと進化させるために、足回りを専用スプリングにインストールすることで20mmローダウンし、これにより走行性能やハンドリング性能を大幅に向上させているそうです。

また、このレストモッドモデルの価格帯は約960万円となっていますが、現在問い合わせが殺到している中で最も高額な希望額は5,000万円を超える程。

現時点でVilnerは販売する意思は無いとのことですが、いずれはチャリティオークション等で登場する機会があるかもしれませんね。

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Reference:motorious