トヨタの2010年式付近となる「アルファード/ヴェルファイア/ハイエース」等のホワイトパール塗装剥がれ問題。2009年式「ノア」の塗装剥がれもかなり深刻になっているようだ
~トヨタのホワイトパール塗装剥がれ問題はどんどん深刻に~
さて、以前より度々大きな問題となっているトヨタのホワイトパール塗装剥がれ問題について。
トヨタは既に、2010年付近に製造された「アルファード/ヴェルファイア/ハイエース/レジアスエース/iQ/カローラルミオン/オーリス/ウィッシュ」を対象に、無償修理を実施するサービスキャンペーンのアナウンスを行っているものの、リコールではないため顧客にはハガキでの通知案内や電話での対応も行っていないのがほとんど。
なかには、2010年付近に製造された「アルファード」も塗装剥がれの対象でありながらも、製造ナンバーが一致しないという理由から塗装剥がれの無償修理ができなかったという報告も入ってきています。
そして今回、新たなモデルにおいてホワイトパールの塗装剥がれが発生しているとのことで、早速その画像を拝見したのですが、上の画像の通り2009年式の「ノア」の塗装剥がれがとんでもないことになっていますね。
おそらくルーフのサイド部分ではないかと思いますが、塗装面の下地となっているところも完全に劣化等でダメージが大きく、しかも剥がれている範囲も広いので10万円程では修理が効かないレベルになっているのではないかと思います。
~塗装剥がれ以上にディーラやメーカの非協力的な態度も問題視されているようだ~
なぜこのようなことになってしまったのかは明らかになっていないものの、ボディを意図的に傷をつけたりするようなことはしておらず、日に日に塗装が剥がれる範囲も拡大してきて非常に困っているそうです。
そして、この塗装剥がれについてトヨタディーラやメーカに問い合わせても、保証の対象外になるとのことから、有償修理以外は基本的に受け付けないとのことですが、これだけの塗装剥がれが発生しているのに、ディーラ側が非協力的な態度をとりつづけるのは疑問でしかないですね
~2010年式以降でも塗装剥がれが発生している模様~
先ほどは2010年式付近のモデルをご紹介しましたが、こちらは前回もご紹介した2015年式付近のトヨタ「アルファード(Toyota Alphard)」の塗装剥がれが大きな話題となっています。
そして今回、その塗装剥がれの瞬間を動画にて撮影・アップして頂いたのは、千葉県のナカジマ自動車さん。
台風被害のため、ルーフとボンネットの修理の関係で入庫したトヨタ「アルファード」とのことですが、こうした修理作業を行う以前に、ボディをエアブローする際に塗装剥がれが連発する瞬間を公開。
吹きつけた直後にこれだけの広いエリアの塗装剥離が発生しています(これは想像以上に酷い…)。
その後もエアブローしていきますが、連なるような形でどんどんと剥がれていることが確認できます。
ナカジマ自動車さんの見解によると、どうや新車時の電着プライマーの密着不良による塗装剥離が発生しているとのことで、しかも新車購入後5年経過しているため(2014年~2015年式のモデル)、メーカは保証期間が過ぎていること、今回のサービスキャンペーンの対象に入っていないことから無償での修理は対応しないと回答しているそうです。
その後の動画では、ルーフに高圧洗浄をかけていきますが、これもまた衝撃的な内容となっています。
こ、これは…
高圧洗浄での水圧に耐えきれず、塗装がどんどんと剥がれていることが確認できますね。
もはや塗装とは思えない程…所々でも塗装表面が浮いてきているとのことで、修理以前にどんどんと追加作業が入ってしまってとんでもないことになっています。
既に対象外のモデルとなる「プリウス/マークX/ランドクルーザー・プラド/シエンタ/ノア」等でも塗装剥がれが発生していますが、モデルがどうこう言うよりも、ホワイトパールにて塗装されているモデル自体が非常に危険な状態にあるかもしれませんし、これだけの大事になりながらもメーカはなぜ対応しないのか、「期間対象外だから」という理由ではきかなくなっているような気がしますね。