ブガッティ「シロン」が遂に2021年で生産終了へ!販売期間は僅か5年、先代「ヴェイロン」が10年もかけて完売した記録を僅か半分で達成

2020-05-27

~「シロン」はブガッティにとって大成功のモデルと言っても過言ではない~

ブガッティが2016年より販売スタートした、世界限定500台のみとなるハイパーカー「シロン(Bugatti Chiron)」ですが、このモデルが遂に2021年いっぱいで生産終了する見込みであることを発表しました。

もし本当に2021年で500台全てを生産終了することになれば、僅か5年という短い期間で500台分を完売したことになり(1台辺り4億円で換算すれば2,000億円の売り上げになる)、更に先代モデルとなる「ヴェイロン」は、限定450台を10年かけて完売したため、その半分で500台を完売するというのはとんでもないスピードであることがわかりますね。


~「シロン」以外の超希少な限定モデルも大成功~

現時点では100台未満の購入可能枠があるそうですが、これもおそらく2020年以内に完売するのではないかと予想されています。

なお、ブガッティは2021年末までに、世界限定40台のみ販売した「ディーヴォ(Divo」や限定10台のみ販売の「チェントディエチ(Centodieci)」も生産していく予定で、これらのモデルは「シロン」のプラットフォームやエンジンがベースでありながらも、「シロン」の500台には含まれていないとのことですから、ブガッティの販売も相当に好調であることがわかります(しかも「ディーヴォ」は1台あたり約6.4億円、「チェントディエチ」は1台あたり約10億円と超高額)。

~SUVや4ドアGTモデル…2020年もブガッティはまだまだ加速の年になりそうだ~

加えてブガッティCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は、「2020年には皆さんが驚くようなサプライズをいくつか準備している。伝統的なブランド価値を高めつつ、本格的にブガッティを成長させていく」と説明していますが、おそらくはSUVモデルや4ドアGTモデルが登場するのではないか?と予想されていて、しかしエンジンはW型16気筒クワッドターボエンジンではなく、V型8気筒や12気筒エンジンに電気モータなどを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載されると予想され、プラットフォームも「シロン」とは異なる全くの別物になると思われます。

☆★☆ブガッティ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:motor1.com