フルモデルチェンジ版・日産の新型「エクストレイル」が2021年登場確定に。1.5リッターVCR+e-POWERのみ?!トヨタ新型「ハリアー」に真っ向から挑む!

2020-05-27

~遂に新型「エクストレイル」の新情報が来たぞ!~

さて、以前より何かと噂の絶えない日産のフルモデルチェンジ版・新型「エクストレイル(Nissan X-Trail)」ですが、遂にこのモデルに関する新情報が明らかになりました。
日刊工業新聞の情報によると、新型「エクストレイル」には、日産の新技術となる可変圧縮比(VCR)を採用した、排気量1.5L 直列4気筒VCRエンジンを搭載し、ここに同社のハイブリッド技術となるe-POWER技術が組み合わせたモデルとして、数多く参入しているSUV市場に向けて2021年に発売するとのこと。

なお、日産のVCRエンジン技術を搭載したモデルは、北米を中心に販売を手掛けるスポーツセダン「アルティマ(ALTIMA)」以来2車種目で、日産のSUVモデルとしては初のVCR+ハイブリッドとなるため、かなり期待の高まる一台だと思われます。

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~日本市場にてラインナップされるモデルはハイブリッドのみ?!~

加えて日刊工業新聞の情報によれば、新型「エクストレイル」には、e-POWER技術を採用したハイブリッドモデルのみがラインナップされる予定だそうで、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンについてはラインナップされず、もしかするとこれについて海外市場にて展開される可能性が高そう。

そうなると、ハイブリッドシステムを採用する競合モデルには、2020年6月17日より発表されるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota Harrier)」が濃厚だと思われますが、どれだけのパワーを発揮し、どれだけ燃費を稼ぐ一台となるのか気になるところ。

~PHEVモデルに関してはアライアンスの関係性から三菱に敬意を払って海外主体で販売する?~

更には、三菱のフルモデルチェンジ版・新型「アウトランダーPHEV(Mitsubishi Outlander PHEV)」と同じプラットフォームを共有し、同車と同じPHEV技術が採用されるとの情報はあったものの、これについては国内での販売の可能性が低く、海外市場主体で展開されるかもしれませんね。

ちなみに、このPHEVモデルが日本市場にて販売されない理由については、自動車情報マガジンXによれば、”三菱の国内販売をジャマしないため”であるとして、販売台数の低い三菱にとって重要な立ち位置になっている「アウトランダーPHEV」は、今回のフルモデルチェンジにより更に商品力を大きく高め、2020年夏~秋ごろに日本でも登場する予定のトヨタ新型「RAV4 PHV」に唯一対抗するためでもあるとして、むしろ日産は三菱の手助けをする方向にシフトするのかもしれませんね。

最後に気になる新型「エクストレイル」の外観についてですが、以前より目撃されている開発車両を見る限り、フルモデルチェンジ版・新型「ジューク(Juke)」を想起させるアグレッシブなデザインで、Vモーショングリルが大口化し、フロントヘッドライトとLEDデイタイムランニングライトが独立することが確定しています。

更に上の開発車両の画像を見る限りでは、LEDデイタイムランニングライトがターンシグナルするような形でLEDウィンカーが点滅していることを考えると、全体的にスマートでスタイリッシュなデザインに仕上げられるのではないかと予想されますね。

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Reference:日刊工業新聞