えっ、そうなの?マツダ「MX-30」にハイブリッドロータリーエンジンを搭載したモデルが検討されている模様。2021年には登場するとの情報も

2020-05-27

~ちょっとマツダの方向性がわからなくなってきた~

先日、マツダのロータリースポーツモデル「RX-7」が新型として復活する?との噂が浮上していましたが、今度はマツダ初となるピュアEVクロスオーバーの「MX-30」をベースにしたハイブリッドロータリーエンジンを搭載したモデルが、欧州市場にて2021年に登場するとの情報が入ってきています。

海外自動車ニュースサイトmotor1.comの情報によると、以前より何かと話題となっている次世代「RX」に搭載される予定のレンジエクステンダーとロータリーエンジンを組み合わせたシステムとは異なるものだそうで、つまりはSKYACTIV-Rを採用したモデルにはならないとのことですが、そもそもどうしてロータリーエンジンを「MX-30」に搭載して発表しようとしているのかは一切不明。


~実用性を向上させたハイブリッドシステムとして登場するのは理解できるが…なぜにロータリーなのかはやっぱり不明~

それじゃあSKYACTIV-Rではなくて、どんなロータリーシステムを採用するの?という疑問になりますが、マツダはレンジエクステンダーを組み合わせる小型のシングルローターエンジンを搭載した、プロトタイプモデルの「マツダ2 EV(Mazda2 EV)」を開発していたそうで、同様のシステムを「MX-30」に採用する可能性があるそうです(そもそも「マツダ2 EV」の開発が進められていたことも驚きですが…)。

ピュアEV仕様の「MX-30」は、バッテリー容量35.5kWhの電動パワートレインを搭載し、最高出力143hpを発揮するとのことで、航続可能距離は209kmと非常に少なく、あくまでも街乗りがメインとされています。

今回明らかになっているロータリーハイブリッドシステムを搭載した「MX-30」が、どのようなスペックとなるかはわからないものの、ピュアEV仕様よりもパワーアップする可能性が高く、より実用性を高める一台になることが期待されています。

~「MX-30」の開発車両も日本国内にて目撃済~

広島県広島市南区の黄金山にて、マツダ初のピュアEVクロスオーバー・新型「MX-30」の開発車両が目撃されています。

例の社会問題の影響で、外出自粛要請が出ている中でも結構な台数が駐車されていますが、その中でお花見がてらテスト走行を実施していたであろう「MX-30」の開発車両は、カモフラージュ一切無しで、パッと見では100%電気自動車とは思えないような雰囲気もありますね(しかも「広島86-39 府中」の仮ナンバー付)。

新型「MX-30」は、内燃機関を一切使用しない100%ピュアEV仕様で、35.5kWhのバッテリーパックを搭載することにより、最高出力143ps/最大トルク265Nmを発揮。

航続可能距離は、WLTCサイクルモードにて約200kmと非常に少なく、あくまでも街乗りレベルのシティEVという扱いになりますが、今回はある程度の傾斜のある山道のテスト走行と航続距離のチェックなどを行っていたのではないかと推測され、加えて2020年内の市販化に向けてほぼほぼ最終調整に入っている段階なのではないか?とも考えられます。

ナゼか最近マセラティ「レヴァンテ」っぽく見えてしまうマツダのクロスオーバーモデル

なお実車については、2019年に開催された東京モーターショー2019以来となりますが、そのデザインは「CX-4/CX-30」のようなクーペSUVという滑らかなボディラインを採用し、魂動2.0とは異なるエクステリアデザインでスタイリッシュ。
電気自動車らしい最小限のグリルエリアに抑えたシンプルな顔つきとなっていますが、シームレスタイプのLEDデイタイムランニングライトは、どことなくマセラティ「レヴァンテ」っぽい気もしますね。

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あとは足元の大口径アルミホイールも市販モデル用のものをそのまま履かせていることから、おそらくはこのまま市販化に持ち込まれるのではないかと思います。

リヤデザインはこんな感じ。
フロント同様にマツダのエンブレムが外されていますね。
新型「マツダ3(Mazda3)」同様に、トップルーフのシャークフィンアンテナは排除され、このあたりは引き算の美学も採用する形でプリントアンテナに設定していると思われます。

あとはリヤテールランプのサイズ感が、フロントLEDヘッドライト並みに大きい気がします。
ウィンカーはおそらく丸形テールライトの中心部分が点滅するものと予想されます。

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Reference:motor1.com