その名はプロジェクト・カオス。ギリシャより、V10エンジン&3,000馬力を発揮し、あらゆるところに3Dプリンタ技術を採用した”トンデモ”ハイパーカーが登場【動画有】

2020-05-27

~これまでに登場してきた新興メーカーの中で圧倒的にぶっ飛んだハイパーカーだろう~

ギリシャの新興メーカーであるAutomotive Spyros Panopoulosより、とんでもないスペックを持つハイパーカー「プロジェクト・カオス(Project Chaos)」が世界初公開されることがわかりました。

このSpyros Panopoulosと呼ばれるギリシャ発の新興メーカーは、創設者の名前が由来になっているとのことで、2019年頃から本格的にハイエンドモデルの開発に取り組み、既にそのデザインは完成しているそうで、とはどのタイミングで発表すれば良いか?というところにまで到達しているそうです。


~このご時世、ノンハイブリッドを採用し世界トップクラスの馬力を発揮するV10ツインターボエンジンを搭載~

そして最も気になるそのスペックについてですが、何とチタンカムシャフトやインコネルバルブ、更には3Dプリントにて生成されたピストンとロッドを採用した排気量4.0L V型10気筒ツインターボエンジンを搭載することで、最高出力2.000hp/11,000rpmを発揮するとのことですが、更に高いスペックを要求するのであれば、セラミックピストンとカーボンファイバーロッド、その他のパーツ改造を施すことにより、+1,000hpアップの最高出力3,000hpを発揮することも可能だそうです。

トランスミッションについては、8速DCT/四輪駆動(AWD)システムを搭載することで安定した足回りを提供し、直線性のパフォーマンスに関する詳細な仕様は明らかにしていないものの、0-100km/hの加速時間は2秒未満、最高時速は500km/hにまで到達する可能性があるとのこと。

~ここまで来ると競合モデルって何なの?~

流石にこのスペックになると、ブガッティ「シロン」やSSC「トゥアタラ」、ヘネシー・パフォーマンス「ヴェノムF5」、ケーニグセグ「ジェスコ」といったモデルよりも更にぶっ飛んだスペックになり、ドバイ発の新興メーカーである5,000馬力を発揮するデヴェル・モータース「デヴェル・シックスティーン」レベルになるのではないかと思いますね。

~何とありとあらゆるところに3Dプリンタ技術を採用した”お金のかかった一台”~

その他には、カーボンファイバーとケブラーボディパネルとカーボンモノコックを採用することで大幅な軽量化に貢献し、更にチタン製のクワッドエキゾーストパイプで3Dプリントにて生成されたLEDテールライトも搭載しているため、全てにおいて先進的でとにかく”軽量化”を徹底した一台であることが伺えます。

足元のホイールについてですが、これはカーボンホイールやマグネシウムホイールではなく、3Dプリンタにて生成されたチタンホイールを採用し、フロント9j×21インチ/リヤ13j×22インチの前後異径タイプとなる大口径ホイールを装着。

更に足回りについては、フロント428mm/リヤ416の大口径タイプとなるセラミックブレーキを採用し、こちらもまた3Dプリントにて生成されたマグネシウムキャリパー付きディスクを装着しているそうです(一体これだけでどれだけの費用が発生するのやら…)。

ありとあらゆるところに3Dプリンタ技術を採用した「プロジェクト・カオス」ですが、2021年3月に開催予定のスイス・ジュネーブモーターショーにてその姿を明らかにする予定となっています。

【Automotive perfection】

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Reference:CARSCOOPS