これで何回目?リコール対策したばかりのマクラーレン「セナ/720S/GT/570GT」にまたもやリコール。オイル漏れや火災発生の恐れアリ

2020-05-27

~不具合・事故報告は公開されておらず、市場からの情報なのかは不明~

以前、火災発生の恐れがあるとしてリコール対策を実施したばかりとなるマクラーレンですが、今度はアメリカ市場にて納車されている2016年~2020年に製造された「マクラーレン・セナ(McLaren Senna)/720S/570GT/GT」の4車種・計2,763台にリコール。

米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)に届け出された資料によると、今回リコール対象のモデルにおいて、燃料タンク下にある騒音振動及びハーネス(NVH)フォームパッドに不具合があるとして、時間経過とともに湿気が溜まり、更には燃料からの腐食や漏れにつながり、火災発生の恐れがあるとしてリコールを発令しています。


~この時期のリコールはマクラーレンにとっても相当なダメージになっている~

具体的な対象台数については、「720S」が2,008台、「570GT」が373台、「GT」が225台、「セナ」が157台という内訳で、特に「セナ」に至っては2019年に全世界にてリコールを発令しており、エンジンハーネスの配策が不適切だったため、最悪の場合、走行中にエンストする、または触媒が過熱されて火災に至るおそれがあるとしてリコール対策を施したばかりでした。

対策措置としては、無償にてNVHパッドの取り外しとタンクの点検を実施、交換が必要な部分については随時チェックをして交換を行っていくと説明していますが、「GT」に関しては一部部品構成が異なるとして対策方法を検討しているとのこと。
今回はアメリカでのリコール発令となっていますが、恐らくは欧州や中東、そして日本市場に納車されているモデルも対象にリコールが発令されるのではないかと思います。

なお「セナ」の火災(炎上)事故については、過去に3例発生しているとのことで、恐らくは上記が原因でオイル漏れ・火災発生した恐れがあると言われています(1例目の火災発生についてはマクラーレンは一切責任を取らずにオーナーを見放したとの報道も)。

☆★☆マクラーレン関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Caradvice