アルファロメオ初のEVコンパクトSUVが2022年に登場するとの噂が浮上。プジョー・e-208等にも採用のCMPプラットフォームを流用するとの情報も
アルファロメオも日産と同じ立ち位置で「売るクルマが無い」
アルファロメオの主要ハッチバックモデルでもあったジュリエッタ(Giulietta)が、2020年後半に生産終了することが明らかになり、これによって同社のカーラインナップはジュリア(Giulia)/ステルヴィオ(Stelvio)の2車種のみとなってしまいます。
アルファロメオは今後、これらの救世主となるかもしれないコンパクトSUVモデルで、更に同社初のプラグインハイブリッド(PHV)を搭載するトナーレ(Tonale)が販売される予定なのですが、どうやらこのモデルとは別に、ピュアEV仕様のコンパクトSUVが2022年に登場するとの噂が浮上しています。
アルファロメオは今後、よりファミリー向けに適した大衆モデルの販売へとシフトしていく?
海外の自動車ニュースサイトAutocarによると、同社初のゼロエミッションSUVには、FCAグループとPSAグループが合併したことで生まれたメリットを活かしていくとのことで、具体的にはオペル・コルサe(Opel Corsa-e)や、プジョーe-208/e-2008、シトロエンDS3クロスバック(Citroën DS3 Crossback)に採用されるCMP(EMP1)プラットフォームが流用されると言われています。
なおPSAグループがラインナップするアーキテクチャ並びにパワートレインには、シングルモーター搭載でシステム出力134hpを発揮することが可能となり、50kWhバッテリーとペアにすることで、航続可能距離も300km以上を実現できるようなシティ&ファミリー向けに適したモデルとしてラインナップされることが期待されています。
アルファロメオの最新ピュアEVモデルですが、今のところどういったデザインにて登場するか明らかになっておらず、しかし同社のアイデンティティともいえる盾形グリルが採用される可能性は非常に高い上、そこにグリルレスとなるような新たなデザインを取り込むのかは不明なままとなっています。
走りのパフォーマンスやサイズ感、室内空間、安全装備といった要素についてはまだまだわからないものの、アルファロメオは2019年の出荷台数が前年比-50%という厳しい数字となっているため、ここで再起を図らないと苦しい状況になっていくのは間違いないところ。
そのためにも、実用性やデザイン、万人受けを狙うSUVが最も妥当だとは思うものの、アルファロメオらしいスポーティで非現実性の高かったイメージは薄れてしまったのは確か。
日産同様に若干の迷走が入っていて、売るクルマが無い状況が続くものの、一旦キャンセルとなった次期8C/GTVを市販化してもらうためにも、今の現状を打破すべくSUVで巻き返しを図っていかなければならないのかもしれませんね。
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Reference:CARSCOOPS