本当に大丈夫なのか…(米)アルファロメオの2019年販売台数は僅か18,292台で前年比-23%減。2ドアスポーツモデル「4C」は僅か144台しか売れていない件

2020-05-27

~期待されたアメリカ市場での売り上げも散々だったようだ~

アメリカ市場へと再進出したアルファロメオが、2019年の販売台数を発表。
アメリカ市場にて販売された台数は、全ラインナップあわせて僅か18,292台と非常に少なく、2018年の23,800台に比べて-23%減という結果となり、FCAの期待に応えることができなかった1年となりました。


~各モデルの販売台数も見ていこう~

ちなみに車種別での販売台数を見ていくと、最も期待されていたSUVモデルの「ステルヴィオ」でも、前年比-22%減となる僅か9,444台という結果で、競合モデルとなるBMW「X3」に全く及ばずという結果に。

更には、かつてニュルブルクリンクにて4ドアセダン最速の肩書を持った「ジュリア」でさえも、前年比-24%減となる8,704台にとどまっています。

そして一番の驚きが2ドアスポーツクーペの「4C」で、これは何とわずか144台という結果となり、月平均で見たら僅か12台/月しか売れていないという結果に。
こちらはアルファロメオのラインナップモデルとしては最悪の下がり幅で、前年比-39%減となっています。

~「4C」の後継や「8C/GTV」が登場しない今、アルファロメオはどうする?~

アルファロメオといえば、将来的に2ドアスポーツの「4C」が完全に生産終了する計画があるとのことで、アメリカ市場での販売終了も時間の問題となっていますが、今のところそれに置き換わるようなモデル(ライバルとしてはアルピーヌ「A110」やポルシェ「ボクスター/ケイマン」)はありません。

更には、元々販売予定でった新型「8C/GTV」についても廃止となっているため、2020年以降のアルファロメオの動向が非常に心配ではありますね(日産に近い不安感がある)。

ちなみに、前回完全リークしたコンパクトSUV「トナーレ」については、2021年に発売される予定で、PHV(プラグインハイブリッド)モデルのみがラインナップされるとのこと。
そしてその翌年となる2022年には、完全未発表モデルとなるコンパクトクロスオーバー「B-UV」が登場する予定ですが、恐らく電動パワートレインが登場するでしょうね。

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Reference:motor1.com