フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの納期遅れは全車種併売化も影響している?更に発売前にも関わらず1.9万台の先行予約が入っている模様

2022-07-07

新型ハリアーの納期はもはや高級外車並みに

2020年6月17日の発表・発売まで残すところ僅かとなったトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)ですが、このモデルの納期が現在とんでもないことになっています。

(ディーラーによって納期は異なるかもしれませんが…)私がいつもお世話になっているトヨタディーラーでは、本革シート設定のZ”Leather Package”の納期は2020年内不可で2021年の1月以降で、更に合成皮革+ファブリックのZグレードでも2020年12月上旬納期、Zグレードでしか選択できない調光パノラマルーフやプレシャスブラックパールのボディカラーを選択すると、2020年内納車はほぼ不可能というところまで来ています。

何とも恐ろしいことに…昨今の諸事情に影響されることなく、これだけ新型ハリアーが爆発的な人気を得るとは予想していなかっただけに、おそらく新型ハリアーを製造する高岡工場もパニックになっているのではないかと思われます。

ちなみに新型ハリアーの納期遅れが生じている理由として、実は全車種併売化も大きく影響しているのをご存じでしょうか?


全車種併売化になるということは、全トヨタディーラーに新型ハリアーを配備しなければならない

日々刻々と変化する新型ハリアーの納期ですが、実はこれだけの納期遅れが発生している背景には、2020年5月よりトヨタ販売チャネル(トヨタ/トヨペット/トヨタカローラ/ネッツトヨタ)の全車種併売化も大きく影響しているとのこと。

恐らく皆さんもお気づきだと思いますが、全車種併売化になるということは、全国の全トヨタディーラーに新型ハリアーを配備しなければならず、これは新型ハリアーに関わらず今後他の車種でも同様のことが発生すると思われます。

しかも、トヨペット系列はハリアーを専売していたこともあり、各トヨペットディーラーに全グレードを(展示車/試乗車用として)配備する計画があるそうですから、その分を初期ロット・第二ロット生産分に回していることを考えたら相当な台数になりますからね…

そりゃ顧客のオーダー分の生産枠が異常に少ないことはもちろん、上位グレードの注文が集中し過ぎて、本革の供給が追い付かない等の問題が生じるのは致し方ないと思います。

当初の納期回答から大幅に遅れるというのも中々にツライ

もちろん「じゃあ併売化したなら仕方ないよね…」というわけにもいかず、せっかく先行受注前にオーダーしていた人が、後から注文した人よりも遅れて納車されるというのは納得いかない人も多いと思いますし、当初7月に納車予定といわれていたにも関わらず、急な生産制約により8月以降へと遅れるというのも納得し難い話ではありますからね…(車検などが迫って乗り換え前提で話を進めてた人は、はらわた煮えくりかえってるかもしれない)

現に私がお世話になっているトヨタディーラーへのクレームが多いのも事実で、5月15日~18日に先行予約を入れた人でも、一部グレードにおいては未だ生産開始時期や出荷時期、納期時期が何も判明していない人も多いようです。

多分発売前に先行予約数は2万台を突破する

そしてこれも驚くべきことではありますが、6月17日の発売前にも関わらず既に先行予約数は19,000台を突破しており、担当セールスさん曰く、この土日(13日~14日)で更に予約数を増やして20,000台を突破する可能性は十分に高いとのこと。

そうなると、6月17日の発売時には、ほとんどのグレードがほぼ年内納車不可といった状態になる恐れもあるため、この土日はある意味明暗を分ける勝負になるかもしれませんね。

まだ新型ハリアーの詳細情報を知らない方はコチラをチェック!

また、これから新型ハリアーを検討されている方や、どれぐらいの費用感になるのか?が気になる方は、以下の関連記事にて新型ハリアーのグレード別見積もり内容とメーカーオプション価格、ディーラーオプション、残価率、納期、そして値引き・割引き情報を全てまとめているので、是非とも参考にしていただけたらと思います。

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