これは予想外だった…日本限定200台のみとなるホンダ新型シビック・タイプR”リミテッド・エディション”がWTCRの公式セーフティカーに採用へ

リミテッド・エディションのセーフティカーのデザインにはベルギーのアーティストが担当

今回特別に公開されているシビック・タイプRのセーフティカーですが、リミテッド・エディションでしか設定されないサンライトイエロー(海外ではフェニックスイエロー)をベースにしつつ、ベルギーのアーティストであるVanuf氏によってブラックやレッドのアクセントが追加された特別なカラーリングによって更に個性が発揮されています。

このモデルは、2020年9月12日~13日のオーストリア・ザルツブルクリンクにて開催予定のレースにも登場し、更にはホンダからも4台のシビック・タイプR TCRレーサーが参戦する予定なのでかなり注目したいところです。

今回シビック・タイプR”リミテッド・エディション”が公式セーフティカーとして採用された件について、WTCRプロモーターのユーロスポーツイベント責任者であるフランソワ・リベイロ氏によれば、オフィシャルセーフティカーにはシビック・タイプRのような象徴的なクルマで、優れた安全性やスポーティでダイナミックなクオリティ、そして手ごろな価格帯など、WTCRの哲学に完全に適合していることが大きなポイントだったそうです。


リミテッド・エディションは足回りの強化だけでなく徹底的な軽量化も施されている

なおこのモデルは、マイナーチェンジ版シビック・タイプRのスペックをベースにしたトラック重視の一台で、ダンパーや2ピースのフローティングブレーキディスク、BBS製20インチ鍛造アルミホイール、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤ、更には可能な限り不要なパーツ(エアコンやダッシュボードの遮音材など)を徹底的に排除することで47kgの軽量化にも成功しています。

パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力320ps/最大トルク400Nmを発揮(あくまでも欧州市場向け)。

価格帯などは明らかにされておらず、日本市場でも昨今の諸事情の関係で抽選や先行予約・発売時期が大幅に遅れている状態ですが、2020年秋以降に販売の調整が付けられるとのことなので、それまでは首を長くして待っていたいところです。

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Reference:CARSCOOPS