日産の新型EVクロスオーバー・アリアが世界初公開!0-100km/h加速時間は最速で5.1秒でテスラを猛追、日本での発売は2021年中頃、価格は約500万円から

新型アリアの内外装などをインプレッションしていこう

①:エクステリアデザイン

それでは早速、新型アリアの外観を見ていきましょう。

フロントマスクは、東京モーターショー2019にて公開されたアリア・コンセプトとほぼほぼ同じデザインを採用しており、この辺りは日産としてもかなり力をいれているポイントではないかと思います。

特にフロントマスクのVモーショングリルを縁取る”へ”の字型のLEDデイタイムランニングライトはダイナミックで、それを沿うような形で三眼LEDヘッドライトを装備。

非常にスタイリッシュでありながら、これまでの日産には無かった独自のデザイン言語を取り込んでいますし、このデザインをベースに、2020年10月頃に登場予定となっているフルモデルチェンジ版・新型ノート(New Note)にも適用される予定となっています。

ちなみに日産のエンブレム(ロゴ)も変更され、よりフラットな印象でフォルクスワーゲンやBMW同様に今後トレンドになる可能性も高そうですね。

サイドのスタイリングはこんな感じ。

ボディサイズとしては、全長4,595mm×全幅1,850mm×全高1,655mm、ホイールベース2,775mmで、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)の全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm、ホイールべーズ2,690mmに比べるとコンパクトなクーペSUVとなりますが、ホイールベースが想像以上に長いせいか、フロント・リヤオーバーハングが短くてスポーティな印象を受けますね。

クジラのようなのっぺりとしたSUVではなく、必要最小限のボディサイズで、車内の空間を大きくとっている可能性も高そうです。

リヤデザインはこんな感じ。

やはりリヤテールランプは昨今のトレンドにもなっている一文字の直結式を採用してきましたね(あとはウィンカーが流れるのか?点滅なのか?)。

これは今までの日産には無い新たな挑戦だと思いますし、グローバルモデルとしても期待される一台ですから、かなりデザイン面でも勝負に出てきているのがわかります。

ちなみに車体重量としては、グレードやバッテリー容量によって異なるものの1,900kg~2,200kgと非常に幅広になっていますね。


②:インテリアデザイン

そしてこちらはインテリア。

インフォテイメントシステムとセンターナビゲーションがとにかくワイドなこと。

いずれも12.3インチ程のワイドディスプレイのようにも見えますが、センターディスプレイの下にはナビ?のパワースイッチ(車体のパワースイッチはステアリングの左後ろ下にあるもの?)が設けられています。

あとこのディスプレイのレイアウトが、どこかメルセデスベンツっぽい雰囲気があったり…

その下にはエアコン関係と思われるタッチパネルも設けられ、先進的でいて使い勝手もある程度考慮していると予想。

あとはエアコンの吹き出し口の中心に、ゴールドのアクセントと思われるセンターパイピングが設けられているのも高級感があってグッド。

そしてステアリングホイールは3スポークタイプではなく2スポークタイプを採用。

2スポークステアリングはホンダ新型フィット4(Honda New FIT 4)でも体験済みですが、そこまで使い勝手は悪くないですし、駐車場にてバックする際にステアリングを全切りにするとたまぁに「今どれだけハンドル切ったっけ?」と分からなくなるぐらいですかね。

シートは本革タイプだと思いますが、かなり肉厚で重厚感がありますね。

後席もかなり広々としていますが、おそらくシートリクライニングはショルダー部分に設けられていると予想。

あとは格納式センターアームレストも設けられているので、長距離移動には重宝しそうです。

③:新型アリアのパワートレインやスペック、価格は?

気になる新型アリアのパワートレインについてですが、大きくは65kW/90kWの2種類がラインナップされるとのことで、それぞれに2WD/4WDが設定されるとのこと。

なお各バッテリー容量を搭載してのスペックは以下の通り。

【新型アリアのスペック一覧】

[65kW仕様]
システム総出力:218ps(2WD)/340ps(4WD)
最大トルク:300Nm(2WD)/560Nm(4WD)
0-100km/h加速時間:7.5秒(2WD)/5.4秒(4WD)
航続可能距離:最大450km(2WD)/最大430km(4WD)
最高時速:160km/h
トランク容量:466L(2WD)/408L(AWD)

[90kW仕様]
システム総出力:242ps(2WD)/394ps(4WD)
最大トルク:450Nm(2WD)/600Nm(4WD)
0-100km/h加速時間:7.6秒(2WD)/5.1秒(4WD)
航続可能距離:最大610km/最大580km(4WD)
最高時速:200km/h
トランク容量:466L(2WD)/408L(AWD)

上のスペックを見てもお分かりの通り、最上位グレードになるであろう90kW仕様の4WDになると、0-100km/hの加速時間が5.1秒、60kW仕様の4WDでも5.4秒となるため、トヨタ新型RAV4 PHVの0-100km/h加速6秒を優に上回ることになります。

なお気になる価格帯については約500万円からとのことで、詳細なグレード構成は2021年にならないとわからないと思いますが、間違いなく競合モデルとなるであろうテスラ・モデルXと猛追する一台になると思われます。

【【アリア】新型車 #日産アリア 車両概要】

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Reference:Nissan