一体ナゼ?中国の廃屋(ディーラー)にて僅か3台しか存在しないレッドのポルシェ・カレラGTやフェラーリ575スーパーアメリカ、シボレー・コルベットが発見される
レッドのポルシェ・カレラGTは初めて拝見したかもしれない
中国の廃屋となったカーディーラー・Perodismodel Motorにて、何とも珍しいカラーのポルシェ・カレラGT(Porsche CarreraGT)やフェラーリ575スーパーアメリカ(Ferrari 575 Superamerica)、シボレー・コルベットC5 Z06(Chevrolet Corvette C5 Z06)が発見されたとのこと。
この廃屋となったカーディーラーですが、中国国内としては初のフェラーリ/マセラティの販売を始めた有名ディーラーとのことで、しかも今回発見されたレッドカラーのカレラGTは、世界で僅か3台しか製造されたなかった希少モデルともいわれています(残りの2台はどこに納車されたのか不明)。
なぜこのような状態に放置されているのかは明らかになっていないものの、Perodismodel Motorは中国政府が定める環境法規制の強化により、年々スーパーカーや大排気量モデルが売れなくなってしまったため、2007年より販売台数を大幅に下げ、その後2012年頃には閉店・倒産となりました。
廃屋にて放置されたスーパーカー/スポーツカー3台をチェックしていこう
ここからは、実際に廃屋にて放置されているスーパーカー達を見ていきましょう。
①:ポルシェ・カレラGT
今回発見されているカレラGTは、2012年以来一切手が付けられていないとのことで、ルーフやリヤエンジンカバー周りには埃が被っているのが確認できますね。
ただ、それ以外のポイントについては何も問題なく、見た目も非常に美しい状態のため、再度メンテナンスを施せば自走も可能なのかもしれません。
なおカレラGTは、生産台数は1,270台のみ製造され、約1,200台がシルバーカラーで、ザンジバルレッドメタリックと呼ばれるボディカラーにペイントされた個体は僅か3台しか製造しておらず、足もとのレッドにペイントされたホイールも非常に珍しい仕様ではないかと思います。
②:フェラーリ575スーパーアメリカ
そしてこちらはフェラーリ575スーパーアメリカ。
ボディカラーは何とも渋いグレー系で、足もとのブレーキキャリパはレッドと非常にスポーティ。
恐らくこのモデルも2012年以降一切操作されず、約8年間に渡って放置されたものだと思いますが、先ほどのカレラGTに比べて埃はそこまで被っていないようにも見えますね。
なおスーパーアメリカは世界限定599台のみ製造され、その内の20台は日本に納車されているとのことですが、中国には何台納車されたかは不明。
③:シボレー・コルベットC5 Z06
そして、これまた今の中国ではかなり珍しい大排気量マッスルカーのシボレー・コルベットC5 Z06。
環境法規制の絡みで大排気量モデルの関税額はかなり高額になっている中国ですが、ダウンサイジングターボ化されたスーパーカー以外は特に見かけることの少なくなったアメ車でもありますね。
なおボディカラーはアクティブなイエローカラーで、パワートレインは排気量5.7L LS6型となるV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力405hpを発揮します。