1978年式ダットサン280Z(日産フェアレディZ)が約514万円にて販売中。走行距離は5万km程、ボディカラーは現行RZ34でも採用されたイエロー

今後その価値を高めていくであろうダットサン280Z

2022年7月に日本でも発売された日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)ですが、このモデルの開発のヒントの一つにもなっているであろう1978年式ダットサン280Zが、インターネット中古車サイトeBayにて販売されています。

今回販売されている280Zは、これまでの所有者は僅か1人で(つまりはワンオーナー)、1990年以降はガレージ内にて保管されてきましたが、定期的なメンテナンスは実施してきた極上品となっています。

走行距離としては、この42年間で僅か54,718km(34,000マイル)しか走られておらず、その周りのダッシュボードも非常に美しく経年劣化によるヒビやワレ、汚れなどもほとんど無し。


何かと話題となったZ34ヘリテージエディション風のセンターストライプ付きでスポーティ感も向上

改めて280Zを見ていくと、(傷はほんの少しあるようですが)外観は非常に美しく、新型フェアレディZでもイメージカラーとなったイエローが使用され、フロントフードからトップルーフにかけてブラックとレッドのセンターデカールが採用されているのがわかりますね。

デザイン的には、Z34をベースにしたヘリテージエディションもしくは、RZ34のカスタマイズドエディションに採用されているフロントフードデカールのようにも見えますが、これが40年近く前の280Zにも設定され、当時の美しさがそのまま維持されているのも非常に珍しいのではないかと思います。

ちなみにこちらが、現行フェアレディZ(RZ34)のディーラーオプションとして販売されている、カスタマイズドエディション用のフロントフードデカールになります。

レトロスタイルではあるものの、足もとにはマグネシウムホイールを装着!

ダットサン280Zのサイドのスタイリングはこんな感じ。

新型でも採用されたロングノーズ・ショートデッキスタイルで、トップルーフから一気にリアエンドへと下っていく2ドアクーペスタイルは国産スポーツとは思えないほどの美しさがあります。

ちなみに足元には、当時では非常に珍しいとされる14インチのマグネシウムホイールを装着しているのも重要トピックス。

リヤデザインも非常に美しく、特徴的な2灯式のテールランプも採用。

内装はほぼ新車レベルの美しさ

インテリアはこんな感じ。

外観以上に内装は非常に美しい状態をキープし、シートはほとんど汚れていないブラックの本革仕様で、内ドアのトリム系も全く汚れていません。

運転席周りも非常に美しいですね。

亀裂なども全くありませんし、おそらくかなり徹底した環境下での保管だったのだと思います。

このほかにも、燃料ポンプや燃料インジェクター、タイヤ、マスターシリンダー、クラッチポンプといった消耗品も全て新品に交換された状態にて中古車として出品されているので、購入後はこれといった追加メンテナンスは不要とのこと。

パワートレインは、排気量2.8L 直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力172ps/最大トルク221Nmを発揮、トランスミッションは4速MTが設定されています。

気になる価格帯は約514万円とお高めですが、40年以上前の個体がこれだけ美しい状態にてキープされ、今後その価値を高めるかもしれない一台であることを考えると、十分買いといえる一台ではないかと思います。

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