マイナーチェンジ版・日産・新型エルグランド・オーテックの実車インプレッション!どこか憎めない古さと高級感を持った不思議な一台【動画有】

引続き新型エルグランド・オーテックの内外装をチェックしていこう

続いて新型エルグランド・オーテックのフロントウィンカー点滅時はこんな感じ。

この点はスタンダードモデル同様にLEDではなくハロゲンタイプとなりますが、なぜか古臭さがあろうとも憎めない感があり、それ以上に「AUTECHも中々高級感とスポーティ感があって良いじゃん!」と思ってしまうほど。

しかもマイナーチェンジ後の新型エルグランドの売れ行きは意外にも好調とのことで、特に先代やマイチェン前のモデルを所有していた方が積極的に乗り換えているのだそう。

競合モデルのトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)に追いつくにはまだまだだと思いますが、敢えて競合を意識しなくとも日産らしさを貫き通したモデルでありフルモデルチェンジに備えていることを考えたら、これぐらいの完成度でも良いと思えてくるのかもしれません(MCで大幅に変更されても古参オーナーが戸惑ってしまうこともあるため)。

リヤプロファイルはこんな感じ。

フロントロアからサイドスカート、そしてリヤエンドにかけて装備されたシルバーの加飾パーツが特徴的で、立体的で大柄なラージ型ミニバンながらもフレームを設けることで少しスタイリッシュに見せています。

足もとのアルミホイールもマルチスポークながら、従来のHighwayStarに比べてシルバー感が強いように感じますね。


新型エルグランドの古さは敢えて残している?

リヤエンドはこんな感じ。

かなり古さの残るリヤテールと縦型のウィンカーハウジングですが、これもまた憎めない日産らしい個性を持っていて、敢えて古さを残すことで昔ながらのオーラを解き放つフラッグシップショーファーカーっぽさを演出。

この演出はトヨタ新型センチュリー(Toyota New Century)にも似ていて、昔ながらのデザイン言語を踏襲することで、伝統と現代を融合させるレトロフューチャーさを取り込んだ特別感があるので、恐らくエルグランドもその色を敢えて生み出しているのかもしれません(あくまでも私の予想です)。

新型エルグランド・オーテックのインテリアを見ていこう

ここからはインテリアを見ていきましょう。

キャビンレイアウト自体は特に大きな変化はなく、オーナメントパネル系も特に目立った変化は無いものの、敢えて言うならばAUTECH専用本革とブルーのカラードステッチが縫合されていることでしょうか。

特にシート部分がよくわかると思うんですが、ブラックの本革シートにブルーのダイヤモンドカラードステッチを縫合、そして背面にはAUTECHのエンボス加工を施すことで特別感を演出しています。

運転席周りを見ていくと、インフォテイメントシステム周りのオーナメントやダッシュボードトリムに大きな変化はなく、ステアリングもそのままといったところ。

折角なので、本革ステアリングのカラードステッチもブルーにした方が良かったのでは?と思ったりもします。

メーター類は至ってシンプルなアナログタイプで、中央にはTFTマルチカラーインフォテイメントシステムを搭載しています。

こちらはセンターシフト周り。

ディンプル本革部分にはブルーのカラードステッチが縫合され、エアコンの真下にはAUTECHの専用ロゴを配置。

そしてセンターコンソールには、なぜか3個口のUSBポート。

個人的には2個口でも良いかな?と思ったりもしますが、スペースを埋める目的で搭載しているのかもしれませんね。

室内灯も古いなぁ…この古さこそ「これが日産なんだよ!」と思わせるのかもしれませんね。

もちろんサンバイザーのバニティミラーにバニティランプも運転席・助手席に搭載。

後席もフロント同様にブラックとブルーのダイヤモンドステッチ付キャプテンシートに。

ちなみにAUTECHの本革シートはそこそこカタメで、しっかりとホールド感もあるので、ロングドライブには適しているかもしれませんね。

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