【価格は約202万円から】トヨタ新型ヤリスクロスがオーストラリアでも発売スタート!日本市場同様にコンパクトSUVの需要は高まるのか?

日本と欧州だけかと思いきや、オーストラリア市場でもヤリスクロスが発売されるとは

既に日本市場では2020年8月31日より発売されているトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)ですが、意外にもオーストラリア市場でも発売されることが明らかとなりました。

日本市場では、BセグメントSUVモデルとして高い人気を得ている新型ヤリスクロスですが、そのコンパクトなボディと取り回しの良さ、新型ヤリス(New Yaris)より受け継いだ低燃費性能の影響もあって、2020年10月末時点で約3万台のトータルバックオーダーが入るほど。

北米市場のように、道幅が大きくガソリンモデルの需要の高いオーストラリア市場でも高いシェアを得られるかは不明ですが、今回ガソリンモデル(排気量1.5L 直列3気筒エンジン)とハイブリッドモデル(排気量1.5L 直列3気筒エンジン+電気モーター)の2種類がラインナップされるそうです。


オーストラリア市場向けの新型ヤリスクロスのグレード別価格帯はこうなっている

ちなみにオーストラリア市場での新型ヤリスクロスのグレード別価格帯は以下の通り。

【(豪)新型ヤリスクロス・グレード別価格帯一覧】

[ガソリン]
・GX:[2WDのみ]約202万円
・GXL:[2WDのみ]約224万円
・Urban:[2WDのみ]約247万円

[ハイブリッド]
・GX:[2WD]約217万円/[4WD]約239万円
・GXL:[2WD]約239万円/[4WD]約262万円
・Urban:[2WD]約262万円/[4WD]約284万円

上の通り、ガソリン/ハイブリッド共に3グレードにて展開され、ガソリンは前輪駆動(2WD)のみ、ハイブリッドは前輪駆動(2WD)/四輪駆動(4WD)から選択可能のようです。

こうして日本市場向けと比較してみると、ガソリンモデルは179.8万円~221万円、ハイブリッドモデルは228.4万円~281.5万円となりますが、なぜかガソリンモデルは日本市場向けの方が安く、ハイブリッドはオーストラリア市場向けの方が安いという状態に。

オーストラリアではハイブリッドを積極的に販売していきたい?

これについては主要装備差や為替の影響もあるかと思いますが、トヨタ・オーストラリアの販売・マーケティング担当副社長であるショーン・ハンリー氏によれば「小型SUVの需要を高めていくことと、今後はハイブリッドを主体として販売していくことが目標になっている」とのことから、もしかすると”意図的にハイブリッドだけ安くしている”、”これぐらいハイブリッドを安くしないと売れない”という考えがあるのかもしれませんね。

なおオーストラリア市場での同セグメントの競合モデルとしては以下の通り。

・ヤリスクロス:約202万円~約284万円
・フォード・プーマ(Ford Puma):約224万円~約266万円
・マツダCX-3:約214万円~約288万円
・日産ジューク(Nissan Juke):約209万円~約273万円

元々装備が充実している上に、中間/上位グレードもかなり豪華仕様になっている

最後に装備内容についてですが、オーストラリア市場向けでは中間グレードGXL/上位グレードUrbanの標準装備がかなり充実しているようで、例えばLEDヘッドライトやブラインドスポットモニター、パノラマビューリヤビューカメラが標準装備されています。

そして上位グレードUrbanについては、18インチアルミホイール(GX/GXLは16インチ)とフロントシートヒーター&運転席のみパワーシート、キックセンサー式パワーテールゲートが標準装備されます。

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Reference:Caradvice