ホンダ新型シビック・ハッチバック/タイプR共に一旦販売終了へ。イギリス工場閉鎖の関係で生産できず、今後は寄居工場にて製造予定

今回の一旦販売終了をもって、シビック・ハッチバック/タイプR共に逆輸入車ではなくなる

さてさて、2020年1月に発売されたホンダのマイナーチェンジ版・新型シビック・ハッチバック(Honda New Civic Hatchbach)ですが、2020年10月末を持って一旦販売終了することが明らかとなりました。

販売終了の理由は、製造元となるイギリス・スウィンドン工場がブレグジットの関係で2021年に閉鎖するため、2020年度分の生産台数分を完了。

これをもってイギリス工場での生産を終了し2021年以降は日本の寄居工場にて移行するため、それまでは一時的に販売終了することが明らかとなっています。
※但し、マイナーチェンジ版が引き続き日本で生産されるかは不明で、次期シビックは寄居工場での生産が濃厚

国内稼働にすることで納期や価格、品質も大幅に改善される

日経新聞も、ホンダは2021年よりイギリスにて生産していたシビックモデルを、埼玉県の寄居工場にて生産予定であると報じ、更に2026年までに自動車の関税をゼロまで引き下げることを目標にします。

もちろん、ホンダは関税を引き下げるだけでなく工場の稼働率を大幅に向上させることも目的としていて、イギリス市場も全体の約20%のシェアを誇りますが、今後更に生産性の向上と品質を高めることに努め、これを全体の3分の1まで引き上げていくことを目標としています(2019年のイギリス市場向けは約40,000台だった)。


新型シビック・タイプRは初期ロット分が完売

そして2020年10月8日に発売スタートしたばかりのマイナーチェンジ版・新型シビック・タイプR(New Civic Type R)についても、既に初期ロット分の生産は完売しているため、現在受注の受付を停止している状態です。

一応今後の生産予定はあるとは聞いているものの(かなり濁していましたが…)、残念ながらイギリス工場での生産予定は一切なく、今のところシビック・ハッチバック同様に寄居工場にて製造する予定とのことです。

日本製になることで顧客の意見も色々あるようだ

今回のイギリス工場閉鎖に伴い、欧州生産だったシビック・ハッチバック/タイプRが寄居工場に移行するということであれば、次期モデルから日本製になり逆輸入モデルでもなくなります(一応輸入車という扱いだった)。

これをプラスと捉える人もいれば、欧州ブランドで無くなるとマイナスに捉える人もいるため何とも言えないところですが、少なくとも日本製造によって品質の向上は期待できますし(価格帯も抑えられ、納期短縮も図れる)、特にシビック・ハッチバックの燃料の種類も、ハイオクからレギュラーへと変更される?可能性も十分に考えられるかもしれません(維持費も改善されるかもしれない)。

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