えっ、これがフェラーリ?1960年代に登場した250GTブレッドバンのオマージュモデルが世界初公開!550マラネロをベースにしたワンオフモデルだ
レトロスタイルでありながらも、フェラーリとは思えない個性的なスタイル
先日、スペインのコーチビルダーでお馴染みフルタン・オートモービルズ(Hurtan Automoviles)社が、マツダNDロードスター/NDロードスターRFをベースにしたカスタムモデルとなる新型グランド・アルバイシン(Hurtan New Grand Albycin)を世界初公開しましたが、今回はオランダのコーチビルダーが非常にユニークなカスタムモデルを発表しました。
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オランダのコーチビルダーであるNiels van RoijDesign社が手掛けたカスタムモデルは、フェラーリ550マラネロ(Ferrari 550 Maranello)をベースにしたブレッドバン・オマージュと呼ばれるもので、何と世界にたった一台しか製造されないワンオフモデルとのこと。
ピニンファリーナがちょっと怒りそうなデザインではあるが…?
こちらが世界初公開されたワンオフモデルのブレッドバン・オマージュ。
フェラーリが1962年に発表した250GT SWBブレッドバンからインスパイアされた、かなり珍しいオマージュモデルです。
ボディスタイルとしてはかなり個性的なシューティングブレークではあるものの、最も250GT SWBブレッドバンに似ているポイントは、フロントフードに設けられたデュアルエアベント。
via:http://43modelers.net/
ちなみにこちらが、本物の250GT SWBブレッドバン。
確かにフロントフードにはデュアルエアベントが設けられていますし、クラシックフェラーリ特有のフロントヘッドライトが、その当時の時代を物語っています。
このモデル、モデナのカロッツェリア、ネリ&ボナチーニが僅か14日間で製作したモデルとのことで、製作依頼をかけたのはジョヴァンニ・ヴォルピ・ディ・ミズラータ伯爵だったそうです。
ベースとなったのはもちろん、当時の1,000kmレースにて優勝した250GT SWBで、一旦フィアットの元名誉会長ジャンニ・アニェッリの元へ渡りましたが、その際同氏は、このフェラーリが「霊柩車」のような風貌であることから一種のジョークでブラックにペイントしたともいわれています。
ブレッドバン・オマージュの個性的なサイド・リヤデザイン、そしてインテリアは、以下の次のページにてチェック!