フランスにて警視庁パトカーのレプリカを走らせた男が逮捕。しかもベースはホンダ・シビックタイプR(FK8)で完成度高すぎだった件

2021-10-18

逮捕された男は日本の警察車両ファンでもあったようだ

以前、北海道・札幌市にて、自称YouTuberの男性数人がハロウィンにあわせて準備していた警察車両のレプリカ(劇用車)を公道にて走らせて書類送検されていましたが、今度はフランスのモンシー=ループリュD939にて、何と「警視庁ポリスカー(PC)」仕様に改造されたモデルを走らせたとして、これを運転していた男性が逮捕されたとのこと。

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フランスで日本の警察車両仕様に改造(つまりはレプリカ)されたモデルが登場するのも非常に珍しいですが、何よりも驚いたのがベースとなっているのがホンダのハードコアモデルとなるシビックタイプR(Honda Civic Type R, FK8)だったということ。

一体どのようなレプリカモデルだったのか、早速チェックしていきましょう。


ベースモデルも凄いが、本物の警視庁ポリスカーと思われてもおかしくないレベルの完成度の高さ

こちらが今回、フランス警察によって逮捕された男性が運転していた、レプリカモデルのシビックタイプR。

日本のポリスカー同様に、ホワイトとブラックのパンダカラーにペイントされ、しかもドアサイドには「警視庁 POLICE」(警視庁の書体は若干異なる?)、リヤロアバンパー部分には「POLICE」のステッカーが貼付されていますね。

しかもシビックタイプRの特徴ともいうべき巨大リヤウィングも、白黒にペイントするという拘りで、しっかりとトップルーフにもパトライトを装備(オークションサイトにて購入したとのこと)。

逮捕された男性も「私は日本警察のパトカーが大好きなんだ。やるからには徹底的に研究してきた。だから後悔はしていない」と容疑を認めている模様。

確かに、ここまで本物そっくりにカスタムされた警視庁パトカー仕様のシビック・タイプRは初めてですし、栃木県警のように日産GT-R R35やレクサスLC500、ホンダNSXを導入するようなところではない限り、こういったモデルが目撃されることは無さそう。

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フランスでは警察車両のレプリカを走らせることは禁止されている

ちなみにフランスでは、警報第433-15条により、「公に(…)車両を使用すること、または国家警察の役人または軍隊のために予約されたバッジ(…)を使用することは、いかなる人によっても禁止されていると規定しています。国民の心に間違いを引き起こすために」と記載。

日本国内でもそうですが、偽物の警察車両を公道にて走らせることは禁じられているため、例えどんなに完成度が高くとも、どんなに男性の熱意が強くとも、違法に変わりは無し。

なお男性には、6か月の懲役と7,500ユーロ(約97万円)の罰金が罰せられるとのことですが、これまで様々なヴィンテージカーやスーパーカーなどを集めてきた有名コレクターでもあることから、今回の罰金刑は痛くもかゆくもないようです。

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