【米ランキング】「在庫の回転率の高い車」はシボレー新型コルベットC8!次いでレクサス新型IS350だが、それ以外はほとんどSUV/ピックアップトラックだった件

やはり北米市場での新型コルベットC8の売れ行きと人気、そして販売効率の高さは圧倒的だった

アメリカ市場において、2021年2月~3月の「最も在庫の回転率が高い(早い)車ランキング」において、シボレーのフルモデルチェンジ版・新型コルベットC8(Chevrolet Corvette C8)が2か月連続1位であったことが明らかとなりました。

海外レポートiSeeCarsの調査結果によると、アメリカ市場においてはSUVやピックアップトラックが圧倒的な市場になっている一方で(今回のランキングでも19台中3台がクーペもしくはセダン)、スポーツカーもよく売れているそうで、その関心度もまた非常に高い模様。

実際のところ、ランボルギーニやフェラーリ、マクラーレン、アストンマーティンといったスーパーカーにおいても、アメリカ市場がメインターゲット(次いで中国や日本)になっており、更にスーパーカーメーカーでもウルス/DBXといった”スーパーSUV”が販売されたことで、新規顧客の獲得で更に台数を伸ばしていることも大きな背景にあります(フェラーリも2022年以降にCUVを発売予定なので、ウルス以上に売れる可能性も?)。


新型コルベットC8が売れる理由は「ヴィジュアル」と「安さ」

ちなみに新型コルベットC8の在庫の回転率の早さとしては平均日数13.1日で、ユーザーが購入している平均価格は86,591ドル。

すなわち「平均13.1日で在庫分が売り切れてしまう」ということになりますが、その一方で平均価格帯も86,591ドルと高額なのも注目したい所。

新型コルベットC8は、リヤミドシップスタイルの2ドアスポーツクーペで、エクステリアがフェラーリのようなスーパーカーチックなヴィジュアルでありつつも、59,995ドルからととにかく破格。

しかし今回発表された平均価格では86,591ドルとなっているため、ユーザーの多くが上位グレードを選択していることから、オプションを多数設定しているためにこのような金額にアップしたのではないかと予想されています。

非SUVのレクサス新型IS350も大きく貢献して2位にランクイン

そして最も驚いたのが、2位にレクサスのビッグマイナーチェンジ版・新型IS350がランクインしたこと。

直4ターボのIS300(17位)ではなく、もはや絶滅危惧種になりつつある排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジン搭載のIS350ですが、こちらも僅か14.5日で在庫分が完売するほどのスピード。

ただこのランキングで注意してほしいのは、1位と2位がそれぞれ13.1日/14.5日で在庫の回転率が高いと言えども、それぞれ具体的な販売台数が記載されていないこと。

あとは先日の報道の通りで、ルネサスエレクトロニクス工場の火災により、半導体の供給不足が今後深刻化するとして、新型ISはもちろんのこと、他のラインナップモデルも完売したら在庫を持てなくなる恐れもあるため、2021年5月以降は大きく順位が変動する可能性も高そうですね。

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