日産がカーボンニュートラルへの今後の取組み計画を発表!アリアとは異なる新世代ピュアEVクロスオーバーを生産することも正式発表へ

日産は更にリーズナブルで先進的なピュアEVクロスオーバーを開発するかもしれない

2021年7月1日(木)、日産は欧州市場におけるカーボンニュートラルの実現に向け、世界初の電気自動車(EV)生産のエコシステムを構築するハブとなる「EV36Zero」を世界初公開しました。

今回のプレスリリースでは、以下の5つのトピックスを取り上げていますが、やはり一番注目したいのは「新世代クロスオーバーEV」。

◇新世代のクロスオーバーEVを英工場(サンダーランド工場)で生産

◇エンビジョンAESC社はサンダーランド工場の隣接地に新たな9GWhのギガファクトリーを建設

◇再生可能エネルギーを利用した「マイクログリッド」から100%クリーンな電力をサンダーランド工場に供給

◇EV用バッテリーをエネルギーストレージとして二次利用することで、究極のサステナビリティを実現

◇この包括的なプロジェクトにより、サプライヤーを含め、英国に6,200名の雇用を創出

via:https://global.nissannews.com/

2021年秋頃より、日産初のピュアEVクロスオーバーモデルとなる新型アリア(Nissan New Ariya)が発表・発売予定となっていますが、このモデルとは異なるピュアEVクロスオーバーが登場予定とのことで、しかしこの情報については以前より度々噂になっていました。

海外カーメディアAutoExpressのレポートにより、日産は新世代ピュアEVコンパクトクロスオーバーの新規開発に着手していて、アライアンスCMF-EVプラットフォームをベースとし、ボディサイズとしては新型ジューク(New Juke)並みにコンパクトになるとのこと。


新世代ピュアEVクロスオーバーは、アリア並みに装備が充実しているようだ

先述にもある通り、新世代ピュアEVクロスオーバーのプラットフォームには、日産・ルノーアライアンスによって共有されるCMF-EVプラットフォームを採用し、将来的にはルノーの次世代メガーヌEV(Renault New Megane EV)にも流用予定。

駆動方式については、e-4ORCE四輪駆動システムやエレクトロニクストルクベクタリングの採用など、グレードによって装備内容は異なるとは思いますが、新型アリア相当の充実した走行パフォーマンスを得ることが期待される一方で、価格帯にも注目したい所。

価格帯が抑えられるのであれば、競合モデルはやはりテスラ・モデル3/モデルYか

今のところ新型アリアの価格帯は、エントリーグレードB6(2WD)で補助金込みならば約500万円からとなっていますが、アリアよりもコンパクトなモデルということであれば、概ね400万円~450万円ぐらいが妥当だと思われ、競合モデルはやはりテスラ・モデル3(Tesla Model3)/モデルY(New Model Y)/韓国ヒュンダイ新型アイオニック5(Hyundai New Ioniq 5)でしょうね。

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そして日産の公式プレスリリースでは、10億ポンドの投資の一環として、日産が最大4億2,300万ポンドを投資し、今回明らかになったEVクロスオーバーをイギリスにて生産することを発表していて、既に50万台以上を販売しているリーフとは大きく異なるスタイリングや効率性、バッテリー技術を備えると発表。

また新世代ピュアEVクロスオーバーは、サンダーランド工場で生産→グローバルモデルとして展開され、欧州市場にも輸出されることが決定し、年間10万台もの大量生産に対応できることから、この辺りもテスラ・モデル3/モデルY/ヒュンダイ新型アイオニック5に真っ向から勝負を挑むことになりそうですね。

パワートレインについては明らかになっていませんが、新型アリアのデュアルモーターを搭載したグレード並みに高いパフォーマンスを得る可能性が高く、車体重量の軽量化によるパワーバランスの向上、更に徹底的に絞り込まれたボディスタイルにより空力特性を向上させることが期待されています。

新世代ピュアEVクロスオーバーEVの航続可能距離や発売時期は?更に日産は2022年にピュアEV軽自動車の発売も控えている!気になる続きは以下の次のページにてチェック!