フルモデルチェンジ版・フォルクスワーゲン新型ゴルフ8 Rヴァリアントが正式デビュー!先代よりもパワーアップ&ドリフトモード搭載でもあまり注目されず…

更なる魅力と実用性を向上させた新型ゴルフ8 Rヴァリアントが登場!

いよいよ日本市場でも、フルモデルチェンジ版・フォルクスワーゲン新型ゴルフ8(Volkswagen New Golf 8)が2021年6月15日に発売されましたが、海外市場ではハードコアシリーズの新型ゴルフ8 Rをベースにしたステーションワゴンスタイルとなる、新型ゴルフ8 Rヴァリアントが世界初公開されました。

現在ラインナップされている新型ゴルフシリーズ史上最強のパワーと実用性を確保する一台だと思われ、SUVモデルよりもスタイリッシュで伸びやか、それでいて新型ゴルフ8 R独自のドリフトモードとアップデートされたパワートレインを採用されます。

早速新型ゴルフ8 Rヴァリアントの内外装デザインやスペックなどをチェックしていきましょう。


見た目はアグレッシブ、ステーションワゴン独自の積載性と足元のスペースをしっかりと確保

こちらが世界初公開された新型ゴルフ8 Rヴァリアント。

新型ゴルフRをベースとしたフロントマスクに加え、ホットハッチでは満足できなかった快適性と積載性、安定性を確保した派生車種になります。

特にアウトドア向けのユーザーにとっては必須ともいえるルーフレールはもちろんのこと、後部座席を所定の位置に置いた状態で611リットルトランク容量を持ち、ベンチを折りたたんだ後は1,642Lと圧倒的な積載性を持つのも魅力ポイント。

あとは先代のMk7よりもサイズアップしたことも重要ポイントで、ホイールベースが延伸され、後席の足元スペースも大きく確保されています。

トップルーフにはパノラマガラスルーフが採用され、優雅で刺激的なドライビングを堪能するだけでなく、開放感も得られる仕様となっています。

この他の実用面においては、12V/230Vのソケットやバッグフック、ラッシングアイ、ラゲッジネット、ハンズフリーテールゲート、牽引ブラケットなどを標準装備。

エンジンスペックや特別機能なども

気になるパワートレインですが、排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力320ps(先代比+10ps)/最大トルク420Nm(先代比+20Nm)を発揮、トランスミッションは7速DCTのみ、駆動方式はフルタイム4WDシステム「4Motion」とRパフォーマンス・トルクベクタリングを設定します。

直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が4.9秒と、ホットハッチ仕様の新型ゴルフ8 Rに比べて僅か0.2秒遅いだけ。

最高時速は250km/hに制限され、Rパフォーマンスパッケージのオプションにより270km/hにまで引き上げることが可能です。

この他のオプションとしては、18インチ→19インチ鍛造アルミホイール、スペシャルニュルブルクリンクモードとドリフトドライビングプロファイルが追加設定されます。

インテリアは新型ゴルフ8 Rとほぼほぼ同じで、ブルーのアクセントが加味されたカラードステッチが印象的。

2021年8月中旬から欧州市場を中心に発売へ!

新型ゴルフ8 Rヴァリアントは、2021年8月中旬よりドイツやイギリス、スイスといった欧州市場を中心に発売される予定で、価格も同年8月頃に明らかになる予定です。

価格帯としては、約650万円(50,000ユーロ)ほどになると予想されますが、最上位モデルとなる新型アルテオン・シューティングブレークRの約810万円(61,980ユーロ)よりも安価になることは確実です。

かなり魅力的なモデルでありながらも、なぜかそこまで注目されていない?

スペックや実用性、そしてドリフトモードといった過激なモデルへと大幅アップグレードされた新型ゴルフ8 Rヴァリアントですが、発表のタイミングがあまりにも悪すぎたのか、なぜかそこまで大きく取り上げられていないという不思議。

恐らく日本市場でも高く注目されるであろう一台ですが、同国に導入されるのは2022年以降だと思われます。

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Reference:motor1.com