ルノー新型5(サンク)をベースにしたアルピーヌの新型ホットハッチはかなり過激になる?開発も順調で2021年内にも新たなティーザー画像を期待したいが…

アルピーヌの新規3車種で最も注目度が高いのはピュアEVホットハッチのようだ

ルノーグループのハイパフォーマンスブランドでお馴染みアルピーヌは以前、全く新しい新型車3車種のティーザー画像を公開し大きな話題となりました。

アルピーヌが公開したティーザー画像では、新世代グランドツアラーと過激なリヤウィングを装着するホットハッチモデル、そして2ドアスポーツクーペA110の後継モデルを意味する3車種のサイドシルエットが公開されていますが、その中で最も注目度の高かったモデルがホットハッチモデルでした。

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そして今回、ホットハッチモデルの新たな情報が展開されているとのことですが、一体どのようなモデルがベースとなり、どのようなスペックを得る可能性があるのか?早速チェックしていきましょう。


ルノー幹部「新型5(サンク)EVの派生車になるだろう」

こちらが2021年6月30日に公開されたティーザー画像の一部で、リヤウィングを装着した過激ホットハッチモデル。

ベースとなるモデルは、ルノー新型5 EV(サンクEV)となる可能性が高いとのことですが、ルノーグループのエンジニアリング担当エグゼクティブバイスプレジデントであるGilles leBorgne氏も、AutoExpressのインタビューに対して「このホットハッチモデルは、ルノー新型5 EVの派生車になるでしょう」とコメント。

この他にも、メガーヌ新型E-Tech Electricのパワートレインが流用される?という質問に対しては濁しているものの、否定もしない辺り流用される可能性は十分に考えられるかもしれません。

ちなみに、2021年秋に開催されるミュンヘン・モーターショーにてデビュー予定のメガーヌ新型E-Tech Electricは、CMF-EVプラットフォームをベースにしていて、60kWhのバッテリーパックを搭載し、システム出力218psを発揮、航続可能距離はフル充電で450kmまで走行可能とのこと。

この他、アルピーヌのホットハッチモデルについては、「電気モーターをリヤに配置するという業界トレンドに逆らい、前輪に動力を供給するというフランスの伝統を受け入れるだろう」とGilles leBorgne氏は語っていて、これにより直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が約6秒にて到達できるなど、圧倒的な加速性能とコーナリング性能を得られるそうです。

プラットフォームについては、ルノーグループのBセグメントモデルでお馴染みルノー・クリオや日産マイクラ、ダチア・サンデロに搭載のCMF-Bプラットフォームの進化版となるCMF-BEVプラットフォームがベースになるとのこと。

2021年内には新たなティーザー画像なども期待したいところだが…?

またルノーによれば、新型ゾエ(New Zoe)のような電動スーパーミニと比較して生産が33%安価になり、航続可能距離400kmを実現するとのことで、走りのパフォーマンスや愉しさとしては、ルノー・スポールのクリオV6に相当するそうです。

かなり期待値の高いアルピーヌのホットハッチモデルですが、ルノー新型5 EVよりも更なる軽量化が施される可能性が高いでしょうから、これからの改善内容にも注目したいところです。

なお具体的な発売時期については明らかになっていませんが、現時点では不具合などの報告もなく、開発は順調に進んでいるとのことから、もしかすると年内に新たなティーザー画像やプロトタイプモデルの発表も考えられるかもしれませんね。

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Reference:CARSCOOPS