こんな場面に遭遇。フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの隣にはマツダCX-8とCX-3…世間が揶揄するほど「CX-ハリアー」ではなく、ヴェゼルの方がワイド?

そういえば新型ヴェゼルが発表された当初は「CX-ハリアー」と揶揄されてたな

さてさて、2021年2月18日に世界初公開されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)ですが、このモデルが発表された当初は「フロントがマツダのCXシリーズ」「リヤがトヨタ60系ハリアー」に似ていることから「CX-ハリアー」と揶揄されてきました。

2021年4月末に発売され、私にもほぼ同じ時期に納車されましたが、改めて実車を拝見し普段使いしてみると、特に世間が揶揄するような「CX-ハリアー」には程遠く、将来的にピュアEVモデルとしても展開されそうなボディ同色グリルが何とも個性的ですし、ホンダらしいデザイン言語を採用してきたなぁという印象でした。

▽▼▽関連記事▽▼▽

そして今回、たまたま新型ヴェゼルとマツダCXシリーズが立ち並ぶシーンを目撃したわけですが、改めてその並びで比較してみると分かりやすいかと思います。


意外と有りそうで無かった奇跡的な並び

こちらが今回、たまたま撮影に成功した新型ヴェゼル(右)とマツダCX-8(真ん中)/CX-3(左)の並び。

意外と有りそうで無かった奇跡的な並びだと思いますが、こうして見比べてみると世間が何かと揶揄して騒ぎ立てた「CX-ハリアー」には程遠いと感じられ、改めて「どのあたりがマツダCXっぽかったのか?」という疑問も残ったり(メディアも実車が続々と納車されるようになってから全く騒ぎ立てなくなった)。

フロントグリルは、新型ヴェゼルがハニカム形状でボディ同色(インテグレーテッド)グリル、真ん中のCX-8は五角形グリルでメッキ加飾の水平基調を採用しているものの、こうして見比べてみると似て非なるものに。

新型ヴェゼルのボディ同色グリルはちょっと特殊

ちなみに新型ヴェゼルのフロントグリル部をもう少し近くで見るとこんな感じ。

中々ピックアップされないところですが、実はこの水平基調のグリルパターンは、厚み・奥行きがあるために水滴痕や汚れがとにかく溜まりやすいんですね(しかも汚れが目立ちやすい)。

そのため洗車した後は、しっかりとブローするか専用クロスで拭き取るなどの作業をしないと、どんどん汚れが溜まっていくのでメンテナンスは結構大変です。

細部を見ても似ていないようだが…それ以上に注目したいのは?

改めてCXシリーズとの並びに戻りましょう。

フロントヘッドライトも特に似ている感じでもなさそうですし、水平基調且つLEDデイタイムランニングライトを上部に設けた新型ヴェゼルに対し、CXシリーズは水平基調のLEDデイライトも設けていませんし、やはり特徴的な細部を見ても中々「似ている」とは言い難いものがありますね。

そして今回の並びで個人的に最も気になったのが「ボディのワイド感」。

おそらく撮影角度にもよるとは思うものの、マツダCX-8は全幅1,840mmに対し、ホンダ新型ヴェゼルは全幅1,790mmとなるため、数字だけを見ると後者の方がコンパクトなはずなのですが、画像で見ると不思議なことに新型ヴェゼルの方がワイドに見えるんですね。

それだけ新型ヴェゼルの見せる視覚的工夫により、ここまで大きな違いを見せたのだと思いますが、まさかここまでCX-8が背高くシャープに見えるのは驚きでした。

「CX-ハリアー」と揶揄されるリヤビューは?気になる続きは以下の次のページにてチェック!