アルピーヌ「A110」にまさかのリコール3連発!ソレノイドバルブ位置が不適切でエンジンが破損する恐れアリ、更に走行中にボンネット開いてしまう恐れも

2020-05-27

~エンジンからの異音が発生したり、最悪の場合はエンジンが破損する恐れも~

ルノー・ジャポンより、アルピーヌの4気筒スポーツモデル「A110」に3連発のリコール!
まずは「A110」1車種・350台のリコールで、リコール内容としては、エンジンオイルの油圧を調整するソレノイドバルブの配置位置が不適切なため、エンジン内で発生した微細金属がノズル内部に入り、バルブを固着させることがあるとのこと。
そのため、油圧調整不良となり、油圧警告灯が点灯したり異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国メーカーからの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[A110]
・ABA-DFM5P/VFAAEFD0059280376~VFAAEFD0263290458/平成30年2月1日~令和元年7月1日/350台

改善措置としては、全車両、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換え、ソレノイドバルブを最大油圧で固定するとのこと。
また、その状態でエンジンオイル油圧を確認し、油圧が規定油圧を満たさない場合は、当該バルブを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。


~こちらもエンジンが始動しなく恐れのあるリコール~

2つ目も「A110」1車種・460台のリコール。
リコール内容としては、マフラーにおいて排気音質を切り替える電動フラップ制御配線の防熱対策が不適切なため、マフラーの放射熱で当該配線が損傷することがあるとのこと。
そのため、配線がショートしてヒューズが切れ、最悪の場合、エンジンが始動できなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国メーカーからの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[A110]
・ABA-DFM5P/VFAAEFD0059280376~VFAAEFD0362891223/平成30年2月1日~平成31年3月14日/460台

改善措置としては、全車両 、電動フラップ制御配線に耐熱材を取り付けるとのこと。
なお、当該配線に損傷がある場合は、損傷個所を修理するリコール作業を実施するとのことです。

~走行中にボンネットが開いてしまう恐れも?!~

最後も「A110」1車種・340台にリコール。
リコール内容としては、ボンネットラッチにおいて、ボルトの締め付け作業管理が不適切なため、固定ボルトの締め付けトルクが不足しているものがあるとのこと。
そのため、走行振動等により当該ボルトが緩み、最悪の場合、走行中にボンネットが開くおそれ
があるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国メーカーからの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[A110]
・ABA-DFM5P/VFAAEFD0059280376~VFAAEFD0562511072/平成30年2月1日~平成31年2 月11日/340台

改善措置としては、全車両、ボンネットラッチ固定ボルトを規定トルクで締め付けるリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②国土交通省③

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