これマジか…フォードがアメリカ特許商標庁に「スカイライン(SKYLINE)」を商標申請へ!もしかすると日産/インフィニティとひと悶着あるかも…?

フォードといえど、さすがに「スカイライン(SKYLINE)」商標申請するのはマズイのでは?

自動車業界において、スカイライン(SKYLINE)と聞くと日産スカイラインGT-R/インフィニティ・V37スカイライン(Infiniti V37 Skyline)がすぐに思いつくかと思いますが、何とこの伝統ある名称をアメリカの自動車メーカー・フォードがアメリカ特許商標庁に商標申請していたことが明らかとなりました。

これは2021年7月12日付けで商標申請されたものになり、特許シリアルナンバーは「90823372」、もちろん英語表記も「SKYLINE」となりますが、まさかこのタイミングでフォードがこのような商標申請をしてくるとは予想もしていませんでした。

なお日産といえば、前回日本経済新聞が大々的に取り上げた「日産のスポーツセダンとなるV37スカイライン/フーガ(FUGA)/シーマ(CIMA)」といったセダンの新型車を開発中止すると取り上げていましたが、これを日産は正式に否定したばかり。

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フォードもそれを理解した上で商標申請しているのかは不明ですが、日産/インフィニティが北米市場にある以上、そう簡単に商標登録できるとは考えにくい所です。


商標申請されたフォード「SKYLINE」を見ていこう

ちなみにこちらが、アメリカ特許商標庁に申請された商標名称「スカイライン(SKYLINE)」。

先述にもある通り、シリアル番号90823372で、部門としては「モーター陸上車両、つまりSUV、トラック、自動車」に分類されていますが、現時点でフォードが示すスカイラインがどういった車両になるかは明らかになっていません(セダン/クーペは考えにくい?)。

フォードは過去に、クラウン/フェアレーン/スカイライナーといった結構ギリギリな車名も使用していた

なおフォードといえば、1950年代にクレストライン(Cresline)やフェアレーン・クラウン・ビクトリア(Fairlane Crown Victoria)、フェアレーン500(Fairlane 500)、ギャラクシー(Galaxie)に、「スカイライナー(Skyliner)」という名称が使われたことがあったぐらいで、明確にスカイラインという名称は使用されていません。

ここ最近、フォードが使用したスカイライナーという名称は、2015年に発表されたフォード・トランジットをベースにしたコンセプトカーぐらいで、それ以降量産モデルなどに利用されていません。

まだ現時点では、フォードがどのようにしてスカイラインという名称を利用するかはわからないものの、日産はV37スカイラインという形で名称を引き続き利用していますし、日産幹部も「私たちはスカイラインの開発を諦めない」とも語っているため、将来的に日産からスカイラインの名称が消えるいうことは考えにくいと思うところ(この名称でフォードが販売したら間違いなく揉め事になる)。

日産は2021年度も続々と新型車を発表予定!今後もスカイラインはセダンとして販売される?それとも…気になる続きは以下の次のページにてチェック!