日経が日産V37スカイライン/フーガ/シーマの開発を中止すると衝撃報道→新型ノートオーラ発表の場で日産幹部が正式に報道を否定「日産はスカイラインの開発を諦めない」【動画有】

スカイラインの開発中止報道は、トヨタ・クラウンの生産終了報道以来の衝撃だ

さてさて、何とも衝撃的なニュースが飛び込んできましたが、日本経済新聞によると、日産のスポーツセダンとなるV37スカイライン(Nissan V37 Skyline)/フーガ(FUGA)/シーマ(CIMA)といった「セダンの新型車」の開発を中止するとのこと。

但し、これについては日産側も「開発計画についてはコメントしない」と回答しているそうですが、昨今のセダン需要の低迷、SUVや電気自動車(EV)などの経営資源を集中するために、少しでも開発コストを抑えるために「セダンの開発を中止する」という決断に至っているのかもしれません。

なお日本経済新聞の報道では、日産のセダン撤退はあくまでも”日本市場に限定”した話になっていて、既に中国などで販売されているセダン(シルフィ/アルメーラ等)は販売を継続するとのこと。

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日産は今後、トレンドモデルのSUVやEVに注力することに

ちなみに日産CEOである内田誠 氏は、新型シルフィe-POWER(New Sylphy)の開発・販売を計画していることを明らかにしていましたが、このモデルはあくまでも中国市場に限定されているため、日本市場での市販化の可能性は限りなくゼロ。

そして次世代スカイラインも含め、フルモデルチェンジ版・新型フーガe-POWERなどの開発計画も一部カーメディアでは取り上げていましたが、これらのモデルさえも登場しないとなると、いよいよ日産も「同社の再起を図るにはSUV/EVの販売に注力する覚悟を持った」ということになるのかもしれません。

スカイラインは約64年も販売されてきた最も古いブランド

なお日産のスカイラインシリーズ、初代に登場した1957年から換算すると64年という歴史があり、つまりは日産のラインナップで最も古いということに。

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最も人気の高かった1970年代のスカイラインだと、4年間で約66万台が売れるほどに好調だったそうですが、2020年になると、V37スカイライン/シルフィ/フーガ/シーマの4車種合わせて5,800台とほとんど売れませんでした(新車販売の僅か1%程)。

これだけの歴史あるスカイラインというブランドを、「セダン需要の低迷」という理由で完全廃止にすることは考えにくい(っというか勿体ない)ですが、日本経済新聞によれば、SUVやEVなどの車種名として活用することも視野に入れているとのことで、ある意味トヨタ・クラウン(Toyota Crown)のSUV版「クラウン・クロス」と似たような道筋を辿ることになりそう。

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日産が「スカイライン開発中止報道」について正式に否定

なお日産副社長である星野朝子さんが、2021年6月15日に世界初公開した新型ノートオーラ(New Note Aura)のプレスカンファレンスの最後にて、「日本経済新聞が報じたスカイラインの開発を中止するというような意思決定をした事実は一切ありません、日産自動車は決してスカイラインを諦めません」と正式に否定。

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今回の日経新聞の報道が相当な影響を呼んだものと考えられますが、日産の伝説が幕を閉じることはないものの、その一方で”セダン”と語らなかったことも気になるところ。

トヨタ・クラウンSUVの報道にもあったように、スカイラインもSUV化してしまうのかが非常に気いなるところです。

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