マツダが新型RXヴィジョン・コンセプトの市販モデルを開発中?謎の特許画像が公開され、ピュアEVではなく内燃機関を搭載することになりそうだ

前回の”R”ロゴの特許画像リークに続き、今度はリヤセクションに関する特許画像が申請されたようだ

マツダの新世代ロータリースポーツモデルとなるRXヴィジョンコンセプト(Mazda RX-Vision Concept)ですが、このモデルに関する?新たな特許画像が公開されたとして大きな話題を呼んでいます。

RXヴィジョンコンセプトは、2015年10月に開催された東京モーターショー2015に特別出展された一台で、国産スポーツモデルとは思えないほどにロングノーズ&ショートデッキを採用した美しいFRスポーツクーペ。

マツダ曰く「世界一美しいFRのプロポーションを作りたい」という宣言のもとで実現した究極のコンセプトモデルになりますが、どうやらコンセプトモデルに留まらず、本当に市販モデルとして開発が進められているようです。

早速RXヴィジョンコンセプトと思われる特許画像をチェックしていきましょう。


特許画像から読み取れるシャープな2ドアスポーツクーペスタイル

こちらが今回公開されているマツダRXヴィジョン・コンセプトと思われる特許画像。

出願概要として、「特許番号2021-112926(P2021-112926A)」で、技術用語は「車両の後部車体構造」というもの。

上の特許画像にもある通り、車体のリヤセクションが確認できるかと思いますが、車両のリアサスペンションとボディ構造の構造設計に関連していると考えられ、ビジュアルドラフトには、さまざまな梁とフレーム構造のクローズアップ図面があり、前後の荷重と側面の荷重を処理する設計についての説明付き。

なお今回の特許画像では、あくまでもショートデッキ風のリヤ部分しか確認できないため、フロントノーズ部分は確認できないものの、少なからず2ドアクーペであることがわかり、トップルーフからリヤエンドへと下っていく際どいラインはRXヴィジョンコンセプトに近いシルエット。

あとは押し出されたアルミニウム合金で作られる複数のフレームが接続された車体骨格を形成する、いわゆるスペースフレーム構造が採用され、また2つのサイドドアを備えたセンターピラーレス構造を採用するあたり、本格的なスポーツカーであることは確実。

競合モデルはやはり新型フェアレディZ/GRスープラ?

現時点でこのモデルがどのような立ち位置でのスポーツモデルになるのかは不明ですが、日産のフルモデルチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, 400Z/Z35)やトヨタGRスープラを対抗とするスポーツモデルになると思われ、しかしマツダの技術力に加え、新世代ロータリーエンジンが採用されるのであれば、その価格帯もかなり高額になると予想されます。

ピュアEVではなく内燃機関(ロータリエンジン?)が搭載されるかも?

もう一つ公開されている特許画像を見ていきましょう。

先述の通り、恐らく搭載されるのはピュアEVのバッテリーではなく内燃機関が濃厚と考えられ、ドライブシャフトと思われる車両真ん中に縦方向にあるセンタートンネルがあり、更にはシフトレバー用と思われる穴が確認できることから、トランスミッションがフロント位置に採用される可能性は高く、しかもATではなくMTが設定されることにも期待したいところ(今回の特許画像を見る限りだとトランスアクスルではない?)。

ちなみに、マツダの新世代RXヴィジョンコンセプトに関するスポーツカーの特許出願は今回が初めてではなく、2019年にもフロントデザイン(車体前部)に関する特許画像が出願済みで、今回2020年1月16日付けで出願されたものは前部に引き続いて後部を公開したという流れになります。

新型RXヴィジョンコンセプトはスーパーカー並みの美しいフォルムで誕生する?そしてハイブリッド搭載の可能性も?気になる続きは以下の次のページにてチェック!