フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアは思ったほど売れてない?発売後でも納期は約1か月…注目されているのに一体なぜ?【動画有】

一番の要因は新型ヤリス・ハイブリッドの存在が大きいと思われる

さてさて、2021年7月19日に発表・発売されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アクア(Toyota New Aqua)ですが、このモデルが発売されてもうすぐ1か月が経過するにも関わらず、「そこまで売れていない」とのこと。

自動車情報誌ベストカーの報道によると、具体的な受注台数・売行き・初代アクアとの比較は一切無いものの、どうやら販売店(ディーラー)での取材の結果、そこまで期待できるほどの売れ行きは見せていないそうです。

ちなみに私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて、新型アクアの最新納期情報をチェックしてみたところ、2021年8月9日時点で「2021年8月末~9月頭には納車可能」との回答を頂いています(このディーラーでは月曜日も営業している)。


同メーカーの新型ヤリスで2か月~3か月、新型ヤリスクロスで半年以上の納期待ち

確かに新型アクアの納期状況を確認してみると、「これだけ納期が早いということは、それだけオーダーが入っていないのかな?」という疑問も持ちますし、ただしその一方で月産目標台数が9,800台(初代は1万台だった)という設定で考えると、「おそらく目標月産分は売れてるけど、初代程の爆発的な売れ行きではなくなった」ということなのかもしれません。

もちろん、トヨタはまだ発売1か月後の先行予約台数に関する公式プレスリリースを公開していないため、第三者的に見ての「売れてる」「売れていない」という判断はできないものの、新型ヤリス/ホンダ新型フィット4(Honda New FIT4)でも発売1か月手前位で2か月~3か月ぐらいの納期待ちはあったため、それと比較すると「売れていない」のかもしれません。

新型アクアは注目されていないのか?

ちなみに、新型アクアは「売れていない=注目されていない」というわけではなく、世間(特にSNS関係)からの注目度は非常に高いようです。

実際有名どころの自動車系YouTubeの動画などを見ていくと、LOVECARS!TV!チャンネルの新型アクア試乗インプレッション動画で、2021年8月1日に投稿されて1週間ほどで21万再生(2021年8月9日現在)、E-CarLife with 五味やすたかチャンネルの動画で、2021年7月30日に投稿されて1週間ほどで26.4万再生(2021年8月9日現在)という結果に。

【【ラスボス降臨】トヨタ 新型アクア の走りに驚いた ラブカーズTV 河口まなぶ は新型アクアをどう評価した? そして日本の小型車の価格は…】

【トヨタ 新型 アクア 【試乗レポート】プリウス超えの走り!? 新バッテリーで電動ドライブ力が大幅アップ!! TOYOTA AQUA E-CarLife with 五味やすたか】

こうした数値だけを見ると、「結構新型アクアって注目されてるんだなぁ」という印象はありますが、問題なのはその先。

要は購入したいと思えるだけの商品力があるかどうか?という点ですが、まず燃費に関しては、これだけコンパクトカーやハイブリッドカーが主流になってきたこともあって、ユーザーはそこまで徹底して燃費を気にしているわけでもなく、寧ろ「低燃費で当たり前」という時代になっているのかもしれません。

国産自動車メーカーはコンパクトカーを多く販売し過ぎた

もちろん、初代アクアが登場した当初は、コンパクトカーでハイブリッドモデルという子育てファミリーユースや営業車向けとしては圧倒的に買いな一台でしたが、現在では新型ヤリス/新型フィット4/新型ノートe-POWERといった競合モデルたちが続々と登場しているため、敢えて新型アクアを選ぶ必要性が無くなってきているのだと推測(あとは初代アクアでも十分!という方も?)。

他にも考えられる新型アクアが売れていない理由とは?新世代ハイブリッドシステムは本当に魅力的?気になる続きは以下の次のページにてチェック!