フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ランドクルーザー300が早くも盗難被害に?ディーラーの展示車もしくはユーザー車両が盗まれたとの情報が…なぜ盗まれてしまったのか?

真偽は不明ながらも、お盆休みや夏休みに入るトヨタディーラーはより一層の注意が必要だ

2021年8月2日に発表・発売されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruier 300)ですが、何とこのモデルが発売されて早々に盗難被害?!との情報がSNSにて展開されています。

盗難の真偽については不明ですが、今回の情報はある意味トヨタディーラーにとっては”かなり重要なこと”だと思うので、これからの盗難対策も含めて全国的に注意していく必要がありそうです。

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新型ランドクルーザー300では、エントリーグレードGXよりも上のグレードを対象に、トヨタ初の指紋認証エンジンスタータースイッチが標準装備されますが、この指紋認証は任意でユーザーが設定できるものになるため、極端なことを言ってしまえば、「オーナー本人が指紋設定をしていなければ、誰でもエンジン始動が可能」になってしまうんですね。

今回の盗難被害は、あくまでも私の予想に過ぎませんが、もしかすると「指紋認証の設定」というところに着目して盗んだ恐れがありそう。


今回盗まれたとの噂が報じられた新型ランクル300は、ディーラーに保管してあった車両だったとか…

ちなみに今回SNSにて展開されているのは、「ディーラーに入庫・保管してあった新型ランドクルーザー300」とのことで、恐らくはトヨタディーラーの展示車・試乗車、もしくは納車前のユーザー車両であった可能性があり、こうしたディーラーにて保管してある車両だと、未だ指紋認証を設定していない恐れがあり、窃盗団グループはその「未設定」を狙った可能性が高そう。

確かに、私が直近で試乗させて頂いた新型ランドクルーザー300のガソリンZX/ディーゼルGR-Sは、何れも指紋認証は設定されておらず、キーレスエントリーさえあれば容易にエンジンスタートができました。

まずは屋外での保管は避け、シャッター付きの整備工場やショールームに保管しておく必要がありそうだ

そう考えると、トヨタディーラーとて「絶対盗まれない」という保証は無くなりましたし、特に屋外に保管などしていれば、窃盗団がいとも簡単にリレーアタックなどで盗んでしまうことも十分に考えられます。

もし指紋認証設定がされていないのであれば、可能な限り新型ランクル300のみ整備工場やショールーム内に厳重に保管しておく必要がありますし、今後の管理の仕方もトヨタ全体が厳しくみていかないと、被害はどんどん拡大していく一方かもしれませんね。

もちろん、この他にも考えられる対策はまだまだあるかもしれませんし、今回の噂が仮にガセだったとしても、「新型ランクル300の落とし穴の一つを埋めることができる」ことにつながるかもしれません。

展示車や納車前車両が盗まれてしまうのでは?という懸念はディーラー内でもあった模様

ちなみに私がお世話になっているトヨタディーラーでは、「指紋認証エンジンスターターは、指紋認証を登録して初めてセキュリティが向上する」と語っていて、「指紋認証前に盗まれてしまうことも考えられる」と懸念を示していたのが印象的。

つまり、今回のようにディーラーにて保管してある車両が盗まれる可能性はゼロではなく、「寧ろ指紋認証機能が採用されてから安心」という隙を狙った恐れも。

オーナー自身だけでなく、ディーラーも盗難対策を施していかないととんでもないことになりそうな予感もしますが、どんな理由であれ車を盗む側に問題があるのは間違いないですし、今回盗まれたとされる新型ランクル300も、一分一秒でも早く見つかることを祈るばかりです。

新型ランドクルーザー300に採用される「指紋認証エンジンスターター」は、ディーラーじゃないと設定・解除ができない?それとも自分で簡単に設定・解除できる?気になる続きは以下の次のページにてチェック!