フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアは思ったほど売れてない?発売後でも納期は約1か月…注目されているのに一体なぜ?【動画有】

正直バイポーラ型ニッケル水素電池が採用されたからと言って、明確な違いや特徴を汲み取るのは難しい?

特にトヨタの場合は、新型アクア/ヤリスの差別化はかなり小さく、アクアにて初採用された新開発バイポーラ型ニッケル水素電池が搭載されたとしても、従来型のハイブリッドとの明確な違いを感じ取ることは難しいですし、それよりも価格帯や安全性の向上、快適性、そして利便性という面を更に強調していかないと、この時代「次世代ハイブリッドシステムを採用」とだけ謳っても、あまりピンとこないのが正直なところだと思うんですね(燃費50km/L以上とか強烈な平均燃費であれば話は別ですが…)

中~長期的に普段使いしていくなかで燃費などの違いは大きく出てくるのかもしれませんが、中~長期的に所有するために「買わなければわからない」という大きな障壁があるため、そう考えるとハイブリッドの魅力自体は大きく薄れ(っというかユーザー側のハイブリッドに対する評価が厳しくなってきた?)つつあるのかもしれません。


トヨタは珍しく販売時期を見誤った?

もちろん、新型アクアの商品力が低いという意味ではなく、内外装デザインや機能性、走りにおいてはコンパクトカークラスで十分トップを獲れるレベルにあるのですが、トヨタとしては珍しい「販売するタイミングを間違えた」とも考えたり。

っというのも、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が毎月公開している新車販売ランキングにおいて、2020年9月度から新型ヤリスシリーズ(ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス)が圧勝の1位をキープし続けているため、まだまだヤリス熱が冷めることは無さそうなんですね。

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新型ヤリスシリーズの販売台数が落ち着いてきたタイミングで販売するのも良かったのでは?と思ったりもしますし、「いやいや、そんなこと言ってたらいつまで経っても販売できないでしょ!」と言われるのがオチ。

ただ、結局はそういったタイミングや明確な差別化、特徴が無いと売れない時代にもなっていて、今回の例でいえば新型アクアは電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを標準装備しなかったのはある意味残念(あくまで一例)。

トヨタのヒエラルキーとして兄貴分のプリウスよりも優れた装備にすることは許されなかったのかもしれず、しかしその立ち位置を破ってでも、新型アクアは競合モデルの新型フィット4/ノートe-POWERに対抗すべく充実した装備にすべきだったと思いますし、これを装備することで、もしかすると状況は変化していたかもしれません。

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Reference:Bestcar