一体なぜこんなことに…ロンドンにてテスラ・モデルXがファルコンウィングドアを開けっぱなしで走行→反対車線のバスに衝突するあり得ない事故が発生【動画有】

反対車線の2階建てバスのドライバーも恐怖だったと思う

話はロンドンでの事故に戻りますが、そのまま走り続けていく黒のテスラ・モデルXは、反対車線から走行してくる2階建てバスとの距離が近づき…

完全に嫌な予感が的中。

幸い、バスの運転手は「ファルコンウィングドアがバスのフロントウィンドウに衝突する」ことを予測して避けたそうで、何とか最悪の事態は免れたものの、御覧の通りフロントウィンドウが大きく損傷し、モデルXのドアもひん曲がる事態に。

このタイミングで初めて、後席ドアが開いていることに気付いたモデルXのドライバー。

やはりドライバーは後席ドアが開いていた(閉めるのを忘れていた?)ことに気付いていなかった様子で、改めて「どうしてドアが開いていたことに気が付かなかったのか?」は疑問ではありますが、人を轢くような事態にまで発展しなかったことが不幸中の幸いだったと思います。

【Tesla model x door gets smashed whilst open】


テスラのオートパイロットが遂にNHTSAによる調査対象へ!

そして先述にもある通り、テスラのドライビングサポートシステムとなるオートパイロットによる事故があまりにも多すぎるため、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)はテスラの約765,000台のピュアEVモデル(モデルS/モデルX/モデル3/モデルY)の4車種を対象に、運転支援システムの安全性を正式に調査することを発表しました。

具体的な調査内容としては、2018年以降に運転支援システムとなるオートパイロットを使用中、11件の衝突事故が報告され、17人の負傷者と1人の死者が出たことが明らかになっています。

2021年は、7月までに4件ものオートパイロットによる事故が報告されていて、安全性について予備調査を進められていました。

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事故の多くは、見通しが悪くなる夜間に発生しているとのことで、緊急車両の警告灯やライト関係、路上の三角コーンなどが関連したとのこと。

そしてNHTSAは「現在市販されている全ての自動車は、自動で運転することはできない。運転支援機能は衝突回避や事故の度合いを軽減することで安全性を高めるものであるが、ドライバーは責任をもって正しく使用しなければならない」と指摘しているため、オートパイロットに頼るような運転だけは避けるように注意を促しています。

もし調査した結果、不具合が認められる場合はリコールに繋がる可能性があるとのことです。

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