【公道試乗編】スズキ新型ワゴンRスマイルに試乗。軽トールワゴンながらも安定感は高く滑らか、マイルドハイブリッドで総額200万円以下はコスパ最強かも

スズキ新型ワゴンRスマイルの乗り味や加速感などもチェックしていこう

店舗駐車場から公道へと進入する際、第一段階となる歩道の段差を通過するところからですが、段差を通過した時の衝撃は抑えられていて、ほんの少しだけ横揺れはあるものの、縦揺れはしっかりと抑えられている印象です。

その後公道に入り、アクセルを強く踏み込んでいきます。

アクセルを踏み込んだときの回転数が上がる音は軽自動車特有ですが、マイルドハイブリッドシステムによる電化のアシスト力が影響しているからなのか、加速は軽自動車のなかでも非常にスムーズで、個人的にはホンダN-WGN/N-BOXの自然吸気グレードよりも加速のストレスはほとんどなし(平坦な道路の場合)。

ちなみにアクセルを踏み込んでいくときに、回転数も一気に上がっていく音がちょっと目立つところですが、CVT特有の滑らかさも影響してなのか「ドッカン」と加速するようなものではなく「スー」っと伸びていくような加速で軽快。

その後ちょっとした上り坂になるため、更にアクセルを踏み込んでいくわけですが、ある程度速度が出ていても、スペーシアギア(Spacia Gear)やソリオ(Solio)のように全高の高いモデルではないため、車体の揺れはほとんど感じられず、安心して加速できるのは大きなポイントだと思います。


14インチタイヤホイールのグリップ感は?ブレーキングは?

ここから個人的に気になっていたのが14インチタイヤホイールを装着した場合の走りについて。

直線である程度加速する時の安定感はもちろんですが、少し加速しながら右側車線へと移動するときのタイヤのグリップ力は特に問題無しで、中央に膨れることもなくしっかりと自分が求めているラインに沿って走ってくれるので、この辺りの安定感も中々に魅力的。

普段乗りする分には何の影響もないものの、高速道路で追い越しをする場合はちょっと怖いかも?と感じるところですが、高速道路での試乗も近日中に実施できればと思います。

その後信号が赤になったため、少しブレーキを踏みますが、2割ぐらいから踏み込んで効き始める印象なので、スズキのストロングハイブリッド+回生ブレーキほどの強力さはなく、気持ち強めに踏み込んでいく必要がありそうです。

とはいえ、純ガソリンモデルの軽に比べると減速は滑らかで”ガックン”とするような減速ではないため、慣れれば使い勝手の良いブレーキングなのではないかと考えています。

新型ワゴンRスマイルは取り回しも非常に楽

最後に新型ワゴンRスマイルの取り回しについてですが、軽トールワゴンといえど全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1.695mmと非常にコンパクトで、最小回転半径は4.4mmなので、狭い道で右左折はもちろんのこと、狭い駐車場でも何度もハンドルを切り返す必要がないため、使い勝手としては十分評価高めです。

総評はかなり高め!やはり価格帯も魅力的

以上が新型ワゴンRスマイルの走りをメインとした試乗インプレッションとなりますが、限られた距離の試乗となるため、細かなところまでは評価できなかったものの、改めて感じたこととしては、これだけ十分な走りができる軽自動車だと、恐らく他メーカーだと200万円超えは確実だと思うのですが、スズキだと200万円以下で購入できるということ。

そういった意味ではコスパ最強の軽トールワゴンだと考えていて、老若男女と幅広い層から愛される一台になるのではないかと考えられます。

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