ホンダが2021年10月までの国内生産状況を発表!N-BOXは納期未定、新型ヴェゼル/フィットは半年以上…そしてトヨタ・エスクァイアが2021年12月上旬で生産終了へ

自動車メーカーは今後も更に厳しい状況が続きそうだ

つい先日、トヨタが2021年10月の国内工場稼働停止スケジュールを公開し、更に各モデルの納期遅れや発表・発売延期の可能性など、各メディアも大きく取り上げていますが、一方でホンダも2021月上旬までの国内生産稼働率に関する公式プレスリリースを公開しています。

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トヨタ同様、東南アジア・サプライヤからの部品供給の滞りや、半導体の供給不足が大きく影響しているとのことで、ほぼ全てのラインナップモデルが断続的に生産できなかったり、納期遅れが生じるなどのトラブルが発生しています。

早速ホンダが公開した公式プレスリリースの中身と、全ラインナップモデルの納期目安をチェックしていきたいと思います。


ホンダの国内工場稼働率をチェックしていこう

まずはホンダの各種工場の生産稼働率をチェックしていきましょう。

[鈴鹿製作所]
◇生産稼働率・・・2021年8月~9月は約3割、2021年10月上旬は約6割
◇主な生産モデル・・・ヴェゼル、フィット、シャトル、N-BOX、N-ONE、N-WGN、N-VAN

[埼玉製作所・狭山工場]
◇生産稼働率・・・2021年8月~9月は約6割、2021年10月上旬は約6割
◇主な生産モデル・・・オデッセイ、ステップワゴン

[埼玉製作所・寄居工場]
◇生産稼働率・・・2021年8月~9月は約9割、2021年10月上旬は正常稼働
◇主な生産モデル・・・フリード、CR-V、インサイト、シビック、Honda e

なお、上記の生産稼働率はあくまでも目安になりますが、ホンダ公式プレスリリースによると、2021年10月上旬には約7割程度に留まるとの見込みも。

とはいえ、主力モデルの新型ヴェゼルやフィット4、N-BOXなどを製造する鈴鹿製作所の稼働率の落ち込みは相当に大きく、実際のところN-BOXは2021年12月に一部改良を控えながらも、2021年9月中旬時点で納期”未定”になっているため、「本当にこのタイミングで一部改良しても大丈夫なのか?」といった不安もあったり。

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今は、ただひたすら静観して待つのみではありますが、2021年10月以降にもまた新たな動きがあるかもしれませんし、詳細な情報が入り次第、改めて当ブログでも展開できればと思います。

ホンダの全ラインナップの工場出荷(納期)目途について

そしてここからは、ホンダの全ラインナップモデルの工場出荷・納期目途をチェックしていきたいと思います。

2021年9月中旬時点でのホンダ公式プレスリリースの情報によれば以下の通り。

◇NSX・・・完売
◇レジェンド・・・一部カラー/カラーが選択できず受注停止
◇アコード・・・3か月程度
◇インサイト・・・1か月程度
◇シビック・・・3か月程度
◇オデッセイ・・・ガソリンは2か月程度/e:HEVは3か月程度
◇ステップワゴン・・・e:HEVは2か月程度、ガソリン車は受注ストップ
◇フリード・・・ガソリンは1か月程度/e:HEVは2か月程度
◇フリード+・・・ガソリンは2か月程度/e:HEVは4か月程度
◇CR-V・・・ガソリンは3か月程度/e:HEVは3か月程度
◇ヴェゼル・・・ガソリンは5か月程度/e:HEVは半年以上(一部タイプ・カラーによっては1年以上)
◇Honda e・・・3か月程度
◇シャトル・・・ガソリンは5か月程度/e:HEVは4か月程度
◇フィット・・・ガソリンは3か月程度/e:HEVは3か月程度(一部タイプ・カラーによっては半年以上)
◇N-ONE・・・5か月程度(一部タイプ・カラーによっては半年以上)
◇N-BOX・・・未定
◇N-WGN・・・2か月程度(一部タイプ・カラーによっては半年以上)
◇N-VAN・・・5か月程度

やはり鈴鹿製作所にてメインに製造されているヴェゼル/フィットは、グレードやボディカラーによって1年以上/半年以上という回答に。 

特にヴェゼルe:HEV PLaYは、パノラマルーフや2トーンカラーといった特別装備の関係で、元々の月産台数が少ないために長納期となっています。

この他ホンダの一部改良モデルや販売一時終了情報、そしてトヨタの高級志向ミニバンとなるエスクァイアが生産終了など…気になる続きは以下の次のページにてチェック!