(米)トヨタ・プリウスにリコール…ハイブリッドシステム停止→走行不能の恐れ。フルモデルチェンジ版・スバル新型WRXをハッチバックにしたら?→ただのレヴォーグだった件

既に国内トヨタでも39車種・11万台超えの大規模リコールで公表された不具合

さてさて、2021年9月22日にも日本国内において新型ヤリス/ハリアー/アルファード/ヴェルファイア/カローラシリーズ/RAV4/プリウス/ランドクルーザープラドなどの39車種・計111,842台に、車載通信モジュールやハイブリッドシステム、排ガス関連の不具合があったとして大量リコールの届け出があり話題となりました。

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そして北米市場向けとして販売されている2022年モデルのプリウスでも、同じハイブリッドシステムに関する不具合があったとして、計8,411台にリコールを届け出ています。


最悪の場合、走行中にハイブリッドシステムが停止し走行不能となる恐れも?

不具合内容としては、トヨタが国土交通省に提出した内容とほぼ同じで、ハイブリッドシステムが停止し走行不能となる恐れがあるとのこと。

ハイブリッドシステムにおいて、制御プログラムが不適切なため、シフトレンジに関する演算の途中でシフトの切替え操作が行われると、異常と誤検出する場合がある。
そのため、警告灯が点灯して、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれがある。

via:国土交通省

そしてこの問題に関しては、本来サプライヤ側が問題を見つけなければならなかったのですが、その問題を発見することができず、トヨタが根本的な問題を調査・検証することに。

その結果、信号関連が検証チェックに1回失敗した後、対象車両のECUロジックがDTCを設定することを確認。

ハイブリッド車のECUがその信号を検証する約0.1ミリ秒の間にシフター位置ステータスがたまたま変更された場合、ECUは信号を誤って検知→警告灯が点灯してハイブリッドシステムが停止してしまい、走行不能となる恐れがあるとしてリコールを届け出たそうです。

幸い、ユーザー車両において事故や不具合は報告されていない

先述にもある通り、この不具合により2022年モデル(2021年6月上旬~8月に製造された)プリウスを対象に、計8,411台を無償修理することとなるわけですが、幸い、現時点でユーザー車両での不具合や事故に関する報告は入っていないとのこと。

今回の不具合に関して、全車両ハイブリッドビークルコントロールコンピュータの制御プログラムを対策仕様に修正するリコール作業時を実施するとのことですが、先述にもある通りトヨタ国内ではプリウス以外でも多数不具合が発生しているため、今後更に北米市場向けでも多数のリコールの届け出があるものと予想されます。

フルモデルチェンジ版・スバル新型WRXをハッチバックしたら?樹脂フェンダーを無くしたら?というレンダリング画像は、以下の次のページにてチェック!