パワーだけで800馬力!過激チューニングの2007年式ホンダ・シビックタイプR(FN2)が販売中。無限(MUGEN)カスタム付で見た目も超ワイルドに

おそらく欧州市場向けシビックタイプR(FN2)市場最強の一台かもしれない

さてさて、2022年3月以降に発売を控えているホンダのハードコアシリーズとなるフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R)ですが、一方欧州ではとんでもない仕様に魔改造された先代シビックタイプRが販売されています。

欧州のチューニングカー販売サイトUnique Cars For Sale in Europeにて販売されている今回のモデルですが、欧州市場向けとして販売された2007年式のFN2型(ハッチバック)で、日本市場向けで云えば3代目のFD2型に相当。

そんなシビックタイプRですが、何とエンジンスペックだけを見ればランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンのハイパフォーマンスモデルをも圧倒するレベルに過激チューニングされていて、見た目も一部MUGEN仕様にカスタムされたド派手仕様。

一体どのような仕様なのか?早速チェックしていきましょう。


見るからにヤバそうな雰囲気を持つシビックタイプR(FN2)

こちらが今回、欧州チューニングカー販売サイトにて出品されたFN2型のシビックタイプR。

見るからにとんでもなくド派手なヴィジュアルで、イエローのボディカラーにブラックのアクセントが加味されたレーシング風な一台。

ちなみにこちらのモデル、イギリスを拠点とするTDI Northのサポートを受けて過激チューニングされたとのことですが、ここまで仕上げるのに9年もかかったそうです。

(魔改造する前の)フルノーマルエンジンを搭載した上での走行距離は173,800km(108,000マイル)と結構走り込まれていますが、エンジンを改造した後の走行距離は僅か1,609km(1,000マイル)とほとんど走られていないのが気になるところ。

エンジン出力だけで約800psを発揮!

こちらがエンジンルーム。

変更されたポイントとしては、パルサーGTX3072Rターボチャージャーが搭載され、チタン製インレットバルブ、インコネル製エキゾーストバルブ、Ecutecソフトウェアアップデート、カスタム燃料システムを採用しているとのこと。

そして最も気になるのがエンジン出力ですが、どうやらECUマッピングの設定に応じて、最高出力507ps/608ps/799psの3段階に調整できるとのことで、最上位設定であればランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador  SVJ)やフェラーリ488ピスタ(Ferrari 488 Pista)、マクラーレン765LTを圧倒するスペックを持つことに。

もちろん、エンジンを大幅改造するだけでなく、ギヤボックスとドライブシャフトはエンジンの出力に応じて変更され、強化されたシャシーに加え、WavetracリミテッドスリップディファレンシャルやHKS Hipermaxサスペンション、330mmディスクと8ポットブレーキキャリパーをインストール。

見た目も超ワイルドに、そしてカーボンフードで存在感をアピール

フロントマスクもかなり厳ついですね…

エクステリアデザインについても、カスタムラッピングを施すだけでなく、社外製ヘッドライトやカーボンファイバボンネット、MUGEN(無限)製フェンダー、17インチのAdvan製AD08R軽量タイヤアルミホイールを装備。

車内も軽量化のために後席を廃除

車内も完全なレーシング仕様。

後席のシートは軽量化のために廃除され、その代わりとしてFIA承認のロールケージやレーシングステアリングホイール、そしてTAKATA製スポーツバケットシートを装備。

これだけのぶっ飛んだ仕様に改造されながらも、現地での販売価格は17,999ポンド(日本円換算で約281万円)。

FK8世代のシビックタイプRの新車価格ぐらいまで到達するのかと思いきや、意外にもリーズナブルな価格設定ではないかと思います。

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