電気自動車?時代はまだまだマッスルエンジンでしょ!シボレーが開発した排気量10.35L V8 NAの評価動画が公開!記念すべき1台目のアストンマーティン・ヴァルキリーが生産完了

環境法規制だろうが排ガス規制だろうが関係ない!アメリカは「自由の国」なのだから

さてさて、環境法規制や排ガス規制、騒音規制、更には光害条例なるものまで作られ、日々自動車業界は締め付けが厳しい状況にありますが、そういったなかで常に自由な発想と自由な生き方で大排気量をエンジンを作り上げていくのがアメリカの自動車メーカー。

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前回のブログでは、シボレーが開発したハイパフォーマンスエンジンと呼ばれるZZ632/1000V8クレートエンジンを紹介しましたが、最高出力1,018ps/最大トルク1,188Nmを発揮するにも関わらず、何と過給機やハイブリッドによるアシストは一切無し。

このZZ632/1000V8は、名前の通り排気量10.35L(632立方インチ) V型8気筒自然吸気エンジンと、まさに時代に反したアメリカメーカーならではの大排気量マッスルエンジンになります。

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これがアメリカならではのドロドロサウンドだ!

そんな自由の国のもとで育ってきたシボレーは今回、大排気量クレートエンジンを台上に載せて評価するエンジンダイナモの動画を公開。

ZZ632/1000V8のエンジンパフォーマンスは、最大出力時に約6,600rpmまで回転数が上がるよう調整されているそうで、7,000rpmを超えてくるとサウンドに変化が生じ、マッスルカー独自のドロドロサウンドを発することができず、ザラザラした音や甲高いノイズが聞こえてしまうのだとか。

とはいえ、実際にシボレーの公式SNSにて投稿された「低くも野太いエンジンサウンド」は、いかにも大排気量マッスルカーらしい強烈な唸り声にも聞こえ、フェラーリのように”甲高い乾いたサウンド”でも、ランボルギーニのように”サウンドの大きさ”に拘ったものではなく、昔ながらの伝統を守ってきたサウンドといったところ。

ちなみに、このエンジンに採用されている鋳鉄製ブロックには、鍛造鋼のクランクシャフトやコネクティブロッド、鍛造アルミニウムピストン、アルミニウムヘッド、ポートフューエルインジェクション、CNC機械加工されたインテークマニホールドを組合わせていて、93オクタン価以上のガソリンを使用することを推奨しています。

そしてエンジンの信頼性を確保するため、今回のエンジンダイナモでは、200回を超えるシミュレートされたドラッグストリップパスを実行することにより、安定した評価を得ることに成功。

ただ単純に高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、長期かつ短期的に酷使しても問題の無いエンジンを提供するとのこと。

エンジン単体での価格も明らかになり、2022年より市販化することも決定!

ちなみにこちらが、ZZ632/1000V8のエンジンダイナモの結果になりますが、改めて自然吸気系で1,000ps超え/1,000Nm超えというのは強烈で、しかもこのエンジンを2022年より37,758ドル(日本円換算で約430万円)にて販売することにも驚き。

シボレーによれば、Hooniganと提携して1988年式のシボレー・カマロ(Chevrolet Camaro)にぶち込み、2021年11月2日~5日まで開催のアメリカSEMAショー2021にて展示しているとのことで、エンジンルームから完全にはみ出し、フロントボンネットも完全に取っ払って展示するあたりは、さすが自由の国アメリカ。

今後はドラッグレースなどの世界でも活躍しそうな大排気量クレートエンジンですが、どのようなモデルに搭載される(ぶち込まれる)のか注目したいところです。

前澤友作さんも購入したアストンマーティン・ヴァルキリーの量産モデルで第一号が遂に生産完了!気になる続きは以下の次のページにてチェック!