ホンダN-VAN/メルセデスベンツGクラス/新型Sクラスに約9万台の大量リコール!「トランスミッション不具合で走行不能」「燃料計不具合で走行不可」の恐れあり

トランスミッション不具合により、最悪の場合、走行不能となる恐れアリ

ホンダN-VANの1車種・計85,390台に大量リコール。

不具合内容としては、無段変速機において、油圧制御プログラムが不適切なため、一定車速での走行時にアクセルの開閉を頻繁に繰り返す操作を行うと、金属ベルトに亀裂が生じ破損することがあるとのこと。

そのため、そのまま使用を続けると発進、加速不良となり、最悪の場合、走行不能となるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に284件もの不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[N-VAN]
・HBD-JJ1/JJ1-1000002~JJ1-1004028/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 8 月 24 日/3,497台

・HBD-JJ1/JJ1-2000003~JJ1-2002487/平成 30 年 6 月 14 日~令和 2 年 8 月 24 日/2,465台

・HBD-JJ1/JJ1-3000012~JJ1-3046474/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 8 月 25 日/43,097台

・HBD-JJ1/JJ1-4000004~JJ1-4011236/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 8 月 25 日/11,139台

・HBD-JJ2/JJ2-1000002~JJ2-1001634/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 8 月 24 日/1,215台

・HBD-JJ2/JJ2-2000001~JJ2-2001423/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 8 月 24 日/1,423台

・HBD-JJ2/JJ2-3000009~JJ2-3019104/平成 30 年 6 月 12 日~令和 2 年 9 月 7 日/15,919台

・HBD-JJ2/JJ2-4000007~JJ2-4006666/平成 30 年 6 月 14 日~令和 2 年 8 月 25 日/6,635台

[トランスミッション]
・06210-6F8-N05/令和 3 年 2 月 13 日~令和 3 年 4 月 24 日/3台

・06210-6F8-N04/令和 2 年 11 月 11 日~令和 2 年 12 月 3 日/2台

・06210-6F9-N04/令和 2 年 11 月 21 日/1台

改善措置としては、全車両、無段変速機の金属ベルト破損片の有無を点検し、破損片が確認された場合は無段変速機を良品と交換するとともに、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換えるとのこと。

また破損片が確認されなかった場合は、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換え、故障検知プログラムを追加し、追加後にシフトポジション表示灯が点滅し、当該不具合が確認された場合には無段変速機を無償交換するリコール作業を実施するとのことです。


ディーゼルモデルのGクラスが排ガスの基準値を超える恐れアリ

続いては、メルセデスベンツG350dの1車種・計103台にリコール。

不具合内容としては、エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、生産指示が不適切なため、誤った制御プログラムが搭載されているとのこと。

そのため、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、ドイツ本社からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[G350d]
・LDA-463348/WDB4633482X238918~WDB4633482X250597/平成27 年 12 月 10 日~平成28 年 8 月 1 日 /103台(右ハンドル)

改善措置としては、全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換えるリコール作業を実施するとのことです。

フルモデルチェンジ版・メルセデスベンツ新型Sクラスが早くも2つのリコールを届け出!気になる対象グレードや対象台数などは、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!