これは一体…フェラーリ新型812コンペティツィオーネが早くもクラッシュ?!新庄剛志ビッグボスもお気に入りのホンダNSXのカスタムモデルが登場【動画有】

ボッコボコの812コンペティツィオーネが3台も発見!一体何があった?

2021年5月にフェラーリが発表したフラッグシップ&スペチアーレモデルとなる新型812コンペティツィオーネ(Ferrari 812 Competitione)。

現行フラッグシップV12モデルとなる812スーパーファスト(812 Superfast)をベースにした特別モデルで、クーペモデルが999台のみ、オープントップのアペルタが599台のみの販売となります。

2022年1月時点では日本国内にも納車されていない貴重な車種となりますが、早くもボロボロにクラッシュした状態の個体が目撃され話題になっています。

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衝突評価に使用された貴重な812コンペティツィオーネたち

こちらが今回、海外インスタグラマー:@moriacolom氏によってスパイショットされた新型812コンペティツィオーネたち。

しかも1台ではなく3台もの個体がボロボロの状態にて発見されてますが、実はこれ、衝突評価用に使用されたサンプルモデルとのことで、フロントだけでなくサイド、リヤでの衝突評価が完了し、一旦仮置きしたところをたまたまスパイショットされたようですね(っというかどこで撮影したんだ…)。

少量生産型・特別限定モデルを生産するメーカーとしては非常に悩ましい流れの一つ

かなり衝撃的な画像ではありますが、クーペタイプで日本円にして約6,500万円/オープンタイプで日本円にして約7,500万円となるスペシャルモデルとなるため、通常の大量生産モデルとは異なり、やはり1台あたりの単価も非常に高額。

今回目撃されたのは米国とのことで、北米独自の評価となると米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が行うのが有名。

そうなると、フルラップ前面衝突試験や側面衝突試験、圧力を加えての破壊試験を行うわけですが、これは単純に車の損傷具合・壊れ方を評価するものなので、フェラーリとしても「車を壊すために車を作る」という悩ましい工程になります。

これは少量生産型のケーニグセグやパガーニも同様で、元々販売台数の少ない車両を生産する内の3台~5台を破壊用に生産するわけですから、もしテストをクリアできなければ、再設計・再生産する必要が出てくる必要があります。

なお北米でのNCAP評価は、計16回もの衝突テストを実施する必要があり、それだけ費用が大幅にかさむことを意味しますが、今回の812コンペティツィオーネの損傷具合を見るからに、そこまで致命的なダメージを受けているようには見えず、最小限の衝突評価で完了しているのかもしれません。

参考までに、こうした高価格帯のモデルが「高額になる」背景には、クラッシュ評価のためにいくつかの車両を失うことも要因の一つですが、あまりに高額になり過ぎると売れないために「その国独自のクラッシュテストを行わない、つまりはその国で販売しない(できない)」車両もあるため、もしかしたら812コンペティツィオーネは、一部の市場にて販売しない可能性もあるかもしれません。

それにしても…かなり痛々しい姿ではありますが、スーパーカーといえど人を乗せる車であり、事故を起こせば命を落とすことも考えられる乗り物ですから(これだけ過激なスペックを持つモデルあれば尚更…)、こうした衝突評価は人を守るための評価であることも忘れてはいけません。

あの新庄剛志ビッグボスもお気に入りのホンダNSXをベースにしたカスタムモデル・リガヴェロが世界初公開!その気になる価格帯は?以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!

 

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