トヨタ新型カローラクロスが納車されて2か月が経過!改めて内外装デザインの満足度やサイズ感、走り、実用性、燃費などをチェックしていこう
気が付けば新型カローラクロスも納車されて2か月が経過していた
2021年11月に私に納車されたトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)ですが、気が付けば納車されて2か月が経過。
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走行距離は1,000kmちょっととそこまで距離は伸びていないものの、基本的には街乗り・近場乗りメインで活用しているため、満足度としてはかなり高め。
改めてCセグメント&トヨタのベンチマークとなるスタンダードなSUVで、車の装備内容や質感、実用性などのバランスを再度考えさせてくれる不思議な一台だと考えています。
今回は、新型カローラクロスが納車されて2か月経過しての内外装デザインや質感など、改めてインプレッションしていきたいと思います。
新型カローラクロスのエクステリアデザインを再度チェックしていこう
まずは新型カローラクロスのエクステリアを再度チェックしていきましょう。
これは販売される前のリーク画像から何かと批判的な意見が多かっただけに、改めて自分自身に納車されて普段から目にしてみると、ヘッドライト意匠を中心に個性的でアクティビティな印象を与えてくれるため、個人的には非常に好み。
北米市場やタイ市場向けとは異なり、フロントのキーンルックグリルがアンダー部分にシフトし、更に水平基調のアッパーダミーグリルが設けられることで、他のラインナップモデルには無い個性を強くアピール。
ブラック背景の”C”マークエンブレムは結構イケてる
特にフロントエンドの”C(Corolla)”エンブレムは、一目でカローラシリーズと分かる特徴を持ちながらも、しかし周りからは「Cマークはダサい」という意見も。
この点は賛否あるものの、見慣れてくるとそこまで悪い感じには見えず、ガソリンモデルだからなのか、”C”マークエンブレムの背景がブラックなので(ハイブリッドモデルは背景がブルー)、水平基調のアッパーグリルと上手く同化してT字グリルっぽく変化しているのもユニークなところ。
フロントウィンカーはトヨタの新たな挑戦にも思える
あとはヘッドライト意匠とフロントウィンカーの点灯位置。
エッジを効かせたようなシームレスなLEDデイライトが真ん中に配置され、下部はBi-Beam式LEDヘッドライト、その上部は4灯式スモールランプ兼シーケンシャルLEDウィンカーを採用した独走的なレイアウト。
これまでのトヨタには無かった新たなデザイン言語で、初見の方もかなり驚いていたのが印象的でした。
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リヤテールランプも賛否あれど、コスト抑えるための隠れた工夫?
リヤテールランプは水平基調で、どことなくハイランダー(Highlander)的な要素も兼ね備えていますが、少しボワっとした点灯が安っぽく見えてしまっているのが残念なところ。
リヤコンビランプはフルLEDではないため、この辺りはBセグメントSUVの新型ヤリスクロス(New Yaris Cross)と色んな意味で差別化されているところで、もう少し装備面で頑張ってほしいと思う一方、それだけ価格帯を抑えられるのも、こういった一つ一つの装備の質を抑えているからなのだと思えたり。
特にライト関係は、運転中だと全く気にならない要素ですし、ある意味コスト削減しやすい要素の一つなのかもしれません。
新型カローラクロスの内装(インテリア)をチェックしていこう
続いて新型カローラクロスのインテリアをチェックしていきましょう。
インテリアは価格相応で、合成皮革とハードプラスチックを上手く使い分ける一方、一目でカローラシリーズと分かる共通のレイアウトなのがポイント。
この点は「カローラクロスは特別にしてほしかった」という意見もあるそうですが、カローラシリーズだからこそ「使い慣れた内装の方が安心する」といった意見もあり、トヨタとしてもコスト低減を絡めつつ、カローラシリーズ本来の立ち位置を理解し、敢えて大きな変更を与えない内装に仕上げたかったのかもしれません。
「新鮮味が無い」と言われたらそれまでですが、ナビゲーションディスプレイ以外においては全て物理スイッチだったり、操作性を重要視したところはトヨタの隠れた配慮だと思うんですね。
但し内装で不満に思う部分も
ただその一方で、運転席側や助手席側の内ドアグリップ部分がポケットタイプではないため、小物類やパーキングカード、小銭入れ、マスクといったものを仮置きできないのがちょっと残念。
普段使いしていくなかで、サイドウィンドウレバーなどが斜めの角度がつき、更にドアグリップでスイッチが隠れてしまうため、夜間時はかなり見づらいんですね(この辺りの使い勝手はもう少し改良してほしいところ)。
後席は結構座りづらく、足もとは少し狭く感じる
続いて後席についてチェックしていきましょう。
これは他に所有するホンダ新型ヴェゼル(Honda New Vezel)との比較になってしまい大変恐縮なのですが、後席をトランク側にシフトすることで乗降り性を大幅に向上させているヴェゼルに比べ、カローラクロスはかなり前方に配置されているので、足もとのスペースが狭く乗り降りがちょっと大変。
特に狭い駐車場で両サイドに他の車両が駐車されている際、後席用のドアはそこまで大きく開くことができない上に、リヤシートの足元が狭く、座面もフロント側に大きく突き出ているため、苦しい体制で乗降りしなければなりません。
この点はもう少し改良してほしいところ感じた次第です(あくまで個人的な意見であり、子供や知人を乗せた際の意見を反映させています)。
新型カローラクロスのサイズ感や燃費、走りの再評価は、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!